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米国選抜の死角はコースにあり!タイガーvsエルス、歴史的な主将としての初陣「ザ・プレジデンツカップ」展望

2019年11月8日(金)午後3:31

 開幕を12月に控える米国選抜と世界選抜による2年に一度の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。11月に入って両チームともに出場選手が確定し、米国選抜ではタイガー・ウッズがプレイングキャプテンとして自らプレーも行うことが発表され、大きな話題となっています。

 そのプレジデンツカップの展望について、CS放送ゴルフネットワークで放送中「みんなのPGAツアー11月号」のなかで、同大会の中継解説も務める予定のプロゴルファー・タケ小山氏が解説します。
 
初陣同士のキャプテン采配に注目
 まずは初めてのキャプテンを務めるタイガー・ウッズとアーニー・エルスに尽きると思います。2003年、南アフリカのファンコート(・ホテル&CC)で死闘を演じた2人がキャプテン。今回出場する選手たちはそれを観ていたわけです(編注:2003年大会は両チーム同ポイントとなり、キャプテンの指名を受けたタイガーとエルスがプレーオフを行うも日没で引き分け)。そういう意味では、歴史的にとてつもない戦いになりますね。

 選手は、もうアメリカのほうが強いでしょう。だって、ブルックス・ケプカでしょ…、でも、そんなことないな。ちょっと訂正。今回は(オーストラリア開催で)ジェイソン・デイとかアダム・スコットが入ってきますね。そうなると、世界選抜もいいですね。今年はいいゲームになるようにしてほしいですね。松山英樹選手も含めて、一泡吹かしてほしいですね。

 米国選抜の弱点というか死角があるとしたら、(会場の)ロイヤルメルボルンGCですね。あの辺りは「サンドベルト」といって砂地で非常に硬いグラウンドで、砂が盛り上がったバンカーに加えてグリーンの傾斜が強く、間違ったサイドに行くとパーが獲れないという非常に難しいコースなんですが、あのタイプのコースはアメリカにないので、米国選抜はたぶんコースに苦戦すると思います。

 あと米国選抜は、ブライソン・デシャンボーとパトリック・リードをどう使うかでしょうね。デシャンボーとリードは、使いづらいよね(笑)。でも、ふたりともキャプテンのタイガーに対するリスペクトはありますから。リードはタイガーが大好きですし、デシャンボーもタイガーの言うことなら聞くでしょう。チームメイトとのうまくいかないところを、どうタイガーがうまくまとめるかですね。

 人を駒として使わなくてはいけないキャプテンですから、エルスはこれから先も間違いなく世界選抜のキャプテンを何度もやっていかないといけないでしょうし、タイガーもこれからライダーカップのキャプテンをやらなくてはいけない男。お互いの大将が初陣ですから、やはりそこが一番の見どころですね。

(写真:Getty Images)

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12月12日(木)~12月15日(日)

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