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残り40ヤードのポッコンを防ごう!アプローチでのフェースコントロール

2021年5月5日(水)午後0:17

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 ピンまで約40ヤード。ボールは花道にあり、やや左足上がりだがピン位置は奥。状況だけ見ると比較的簡単なアプローチですが、球がつかまらず、右にポッコンと抜けてしまうという人がいます。それも初級者だけでなく、中・上級者でも同じような悩みを抱えている人が多いというのもこのミスの特徴です。

 原因として考えられるのは、アプローチの打ち方になっていないことです。

 ドライバーは飛距離が欲しいので、アッパーブローの軌道でハンドファーストに球をとらえるのですが、アプローチはダウンブローにとらえるというのが鉄則です。にもかかわらず、ドライバーと同じようにストロングで握り、右肩が下がった構えからハンドファーストで打とうする。

 そうすると、球がつかまりすぎて強く飛び出すうえに、スピンも掛かってくれません。そしてそうなるのを避けるために、インパクトで少し力を抜き、フェースを開いたまま打ってしまう。これが“ポッコン”の原因です。

 この問題を解決するためにはやるべきことは2つあります。

 1つは、肩の高さを水平に揃えること。そうすれば自然とダウンブローの軌道になります。逆に、構えたときに右肩が下がっていると確実にアッパーブローになるので気をつけてください。

 特に注意したいのが、左足上がりの場合。自分では肩の高さを揃えたつもりでも傾斜なりに構えてしまって右肩が下がることがあるからです。そうならないためにも、剣道の構えのように胸の前でクラブを持って肩のラインを揃えてから、ヘッドをボールにセットするようにしましょう。

 もう1つは、フェースの開閉をしっかり使うことです。具体的には、テークバックでフェースを開き、ダウンスイングからインパクトではフェースを返しながらボールを打ち、フォロースルーではトゥが上を向くくらいローテーションをさせるように。そうすれば、球がしっかりフェースに乗るようになり、スピンも掛かってくれます。

 近い距離でフェースを返すと球が左に行ってしまうのではないかと思う人もいるでしょうが、右肩が下がっていなければ左にはいかないのでご安心を。

 この打ち方に慣れない人は、アドレスの際、あらかじめフェースを開いた状態でボールにセットし、そこからテークバックして、フェースをかぶせながら打つ練習をするといいでしょう。この打ち方は実際のラウンドでも使えるのでぜひやっておいてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、竹村真琴プロ、高橋恵プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#162より

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