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正しい構えとハイフィニッシュで飛距離と方向性を両立したドライバーショットを目指そう

2021年7月28日(水)午後0:26

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 ドライバーでこすり球になってしまう。そういう人のスイングを見ると、構えに問題がある場合があります。

 よく見かけるのは、右肩が少し上がった構えで、正面から見て右腕が長く見えるケース。これは、球を逃がして打つときのアドレスで、当然のことながら飛距離も出ません。しかもティアップしたボールを打つドライバーの場合、インサイドアッパーでとらえるのが鉄則なのですが、右肩が高い構えではこれが実現しません。

 このような構えになっている人は、次のような修正をしてください。まず左手1本でクラブを持って構えます。次に右手のてのひらを正面に向けて右ヒジを少し曲げてから右手をグリップに添えます。これで両ヒジの高さが揃います。最後にハンドダウンにならないように両腕を少し持ち上げます。このような手順でセットすれば自然と右肩が下がった構えになるので、インサイドアッパーで球をとらえやすくなります。

 もう一つ、アマチュアの飛ばない原因になっているのが、体の運動量と腕の運動量が合っていないケースです。頭を残して振り抜こうという意識が強すぎる場合によく起こる現象ですが、インパクト後、腕が走り過ぎてヘッドが先にいくと体が回りづらくなり球に大きな力を伝えられなくなってしまいます。

 この場合の修正方法は次の通りです。左手1本でクラブを持ってスイングし、フォローで体が目標方向を向いたところで右手をつけます。体と手の運動量が合っていれば、フォローではこの形になるということをしっかり体に覚え込ませたうえでスイングしましょう。

 さらに意識したいのは、フィニッシュでヘッドをできるだけ体から離すことです。これも左手1本でクラブを持ち、フィニッシュで右肩越しにヘッドが見えるくらい左腕を目一杯振ります。このとき、上半身と二の腕の角度が90度、二の腕と前腕の角度が90度になっていればOK。これに右手をつけたところが終着点で、ここまで振り切ることを意識してスイングしましょう。

 「肩甲骨の可動域が狭いのでそこまで振り切るのは無理」と思う人がいるかもしれませんが、これぐらいの動きは可動域に関係なく誰にでもできます。普段、肩甲骨を積極的に動かしていない人は少しきつい感じがするでしょうが、やっているうちに動くようになるのであきらめないでください。

 このように、両ヒジの高さが揃った構えと、ハイフィニッシュを目指した同調スイングで飛距離はもちろん、方向性も格段に上がります。上級者でもついつい安易なスイングになってしまうことがあるので、今一度チェックしてみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、竹村真琴プロ、高橋恵プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#174より

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