韓国のLPGAインターナショナル・釜山で開催された米女子ツアーのBMWレディースチャンピオンシップはコ・ジヨンの地元優勝で幕を閉じた。

　1アンダー42位タイ発進だったコは2日目に「64」を記録して、通算9アンダー単独5位に浮上。3日目は「67」で回って通算14アンダー2位タイで最終日へ。トップとは4ストローク離れていたが8バーディ、ノーボギーの「64」をマークし、通算22アンダーで並んだヒジョン・リムをプレーオフ1ホール目でバーディを奪って勝負を決めた。

　2選連続優勝、ツアー通算11勝目を挙げ「プレーオフに進むことに対してはあまり緊張はしませんでした。ラウンド中に自信が湧き出ていたのだと思います。『（キャディに）初めてのプレーオフになる』と言ったら、笑いながら『頑張ろう』と言ってくれました」とコメント。この優勝でコは世界ランク1位に返り咲いた。


　2021年シーズンの4勝目は、韓国出身プレーヤーの米女子ツアー通算200勝目となった。

　タイトリストボールプレイヤーでプロV1を使用する、コ・ジヨンは今週プレーした72ホールのうち62ホールでパーオンを達成。パーオン率は驚異の86.1パーセント。その圧倒的なショット精度は驚異的なバーディ奪取率に結びつき、直近7試合で累積90アンダーを記録している。

　持ち前の高いショット精度とプロV1の持つ卓越したトータルパフォーマンス性能が見事に噛み合い、ここ7試合で70台のラウンドはわずか4回、ボギーを打たないラウンドは逆に8回と多くなっており、プレーした28パーセントのホールでバーディ以上を達成するという驚異的な結果を残すことに成功。

　この勝利によって、2021年シーズンに行われたLPGAツアー28試合のうち、24試合でタイトリスト ゴルフボールを使用するプレーヤーが優勝を果たしている。

　また、コはTSi3ドライバー（11°）、TSi2フェアウェイメタル（15°、18 °）、TSi2ユーティリティメタル（21°、24°）、ボーケイ・デザイン SM8 パター（50°、52°、58°）、スコッティ・キャメロン PHANTOM X 5.5 パターを使用。

「PHANTOM X 5.5 パターに変えたのは5、6週間前です。このパターに変えてから2勝し、トップ10も2回。もちろん、このパターが大好きですよ」とコはコメントした。