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ターフが取れるアイアンショットを覚えよう

2023年3月15日(水)午後2:01

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 フェアウェイからは、いつもナイスショットが打てると思っているゴルファーも多いようですが、この時期は安心できません。というのも、まだまだ薄芝のフェアウェイも多いからです。

 薄芝の怖いところは、ミスの許容範囲が狭いこと。芝が青々としているときは、多少のミスは許されますが、薄芝はきれいにボールにコンタクトしなければナイスショットになりません。とくに“痛い”ミスになるのがダフリ。夏場はダフっても5ヤード程度の誤差ですみますが、芝が生えそろっていないところでは、20ヤード近く飛ばなくなることがあります。

 そこで今回は、薄芝や状態が悪いライからの打ち方をレッスンしましょう。

 ポイントは、アドレスです。いつもと同じように構えたら、ボールの位置はそのままで右足を靴幅の半分くらい(5~6cm)左足に寄せます。そうすると、ボールが右足寄りになったことになります。

 また、頭の位置も少し左足寄りになり、少し右に傾いていた背骨の軸が地面に対して垂直になります。この構えを作ることで、ボールにコンタクトしやすくなります。さらに、グリップを短く持ち、その分だけボールに近づくことも大事です。

 スタンス幅が狭くなって、短く握ると距離がガクンと落ちそうな気がしますが、意外と変わらないもの。なぜならミート率が上がるからです。

 スイングで注意したいのは、頭の位置です。頭がインパクトで右にずれるとダフリにつながります。だから、頭を真っ直ぐしたらこの位置を変えないようにしましょう。そうすると最下点がボールの先になり、ターフが取れるようになります。

 ドライバーの場合、飛距離を出すためにアッパーブローのインサイドアウトで打つ傾向がありますが、それをアイアンでやろうとすると手前から入りやすくなります。薄芝で右に体重が残ったままインパクトとしてしまうと、少しのダフリが大きなケガになるので注意しましょう。

 最後に、ダフリを抑えるためのドリルを紹介しましょう。

 まず普通に構えて、一度右手を離します。そして、左手一本でフォローサイドにクラブを持って行き、クラブが地面と平行になったときに体がターゲット方向を向くようにしましょう。その体勢を作ったら、右手もグリップします。

 この形にすると、体重もかなり左に乗っている感じがすると思いますが、これぐらいしっかり体重移動をして打つことが大事です。このフォロースルーを目指してボールを打ってみてください。飛距離が落ちないだけでなく、弾道も強くなるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #28」より(放送・見逃し配信中)

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