今季最初のメジャー、マスターズ（6～9日）に出場するブルックス・ケプカ（米）が4日、ローリー・マキロイ（北アイルランド）とオーガスタ・ナショナルGCで練習ラウンドを行った。米ゴルフチャンネルが同日に伝えている。

　ケプカとマキロイの間には過去に“ひと悶着”あった。当初ケプカがLIVゴルフへの参戦に否定的な立場をとっていたにも関わらず移籍を決めたことが発端で、マキロイが「言ってることとやっていることが違う。かなり矛盾している」と批判。これに対しケプカも「ローリーを選手として尊敬している」としたうえで、「決断については誰も否定したりはできない」などと応戦していた。

　そんな2人が練習ラウンドでまさかの共演。きっかけは前週のLIVオーランド大会を制したケプカのもとにマキロイからメッセージが届いたことのようで、ケプカは「彼と一緒にプレーして自分のゴルフと比較したかった。彼がずっと調子が良いのは知っているから、それを見ることが出来たのは良かったし、彼のような選手たちとプレーするのは楽しいよ」と、わだかまりはないとした。

　メジャー4勝ながらマスターズでの優勝はないケプカと、同じくオーガスタでのタイトルがなく、今回が9度目のキャリアグランドスラム挑戦となるマキロイ。今週末は連覇がかかるスコッティ・シェフラー（米）、2度目の優勝を目指す松山英樹はもちろんだが、悲願のグリーンジャケット獲得を目指す2人のプレーも楽しみにしたい。