海外メジャー第2戦の全米プロゴルフ選手権が、18日から米ニューヨーク州のオーク・ヒルカントリークラブ（7,394ヤード・パー70）で開催される。

　注目はジョン・ラーム（スペイン）とスコッティ・シェフラー（米）だ。ラームは今季ここまでマスターズトーナメントを含む4勝をマークし、フェデックスランクと世界ランクでトップに立っている。直近のメキシコオープン at ヴィダンタでも単独2位を記録しているだけに、今週も優勝争いに加わってくる可能性は高そうだ。

　一方のシェフラーもWMフェニックスオープン、ザ・プレーヤーズチャンピオンシップと2つの格上げ大会で優勝を飾っている。フェデックスランクと世界ランクはラームに次ぐ2位。前週のAT&Tバイロン・ネルソンも5位タイに入っており、PGAツアー公式サイトの優勝予想ではラームを抑えて最有力候補に推されている。

　また、連覇と大会3勝目がかかるジャスティン・トーマス（米）、2014年大会以来のメジャータイトルを狙うローリー・マキロイ（北アイルランド）、史上6人目のキャリアグランドスラムに挑むジョーダン・スピース（米）、前週5年ぶりの復活優勝を飾ったジェイソン・デイ（豪）にも注目。パトリック・キャントレー（米）、ザンダー・シャウフェレ（米）、マックス・ホーマ（米）はメジャー初制覇を目指す。

　さらに、ダスティン・ジョンソン（米）、ブルックス・ケプカ（米）、フィル・ミケルソン（米）らLIVゴルフ勢からも目が離せない。ジョンソンは前週のLIVタルサ大会で優勝、ともに全米プロ2勝のケプカとミケルソンは先月のマスターズで2位タイに入って存在感を示した。そしてもちろんメジャー2勝目に挑戦する松山英樹、3年連続出場の星野陸也、初参戦となる比嘉一貴の日本勢の活躍にも期待がかかる。

　今年「ワナメーカートロフィー」を手にするのは誰か？

（写真：Getty Images）