海外女子メジャーの今季最終戦、AIG全英女子オープンゴルフ選手権が10日からスタート。今年の舞台は1903年設立、英国ロンドン南西部にあるウォルトンヒースゴルフクラブ（6,649ヤード・パー71）だ。

　日本勢は総勢16名が参戦する。米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子、西村優菜、勝みなみに加え、国内ツアーから山下美夢有、双子の岩井明愛・千怜、櫻井心那、吉田優利、西郷真央、川﨑春花、穴井詩、木村彩子、そしてアマチュアの馬場咲希が出場選手に名を連ねた。

　中でも上り調子の畑岡と渋野に期待したい。畑岡は先月初旬の全米女子オープンゴルフ選手権で4位タイ、2週前のアムンディエビアンチャンピオンシップで3位タイと直近メジャー2試合で優勝争いを演じ、前週のスコットランド女子オープンでも24位タイと悲願のメジャータイトル獲得へ状態を上げている。

　一方の渋野もエビアンチャンピオンシップで6試合ぶりに予選突破を果たすと、スコットランド女子オープンでは単独首位で決勝ラウンドを迎えて16位タイでフィニッシュ。今大会は2019年に日本人史上2人目のメジャーチャンピオンに輝くと、昨年も単独3位に入っており、今年も上位戦線に加わってくる可能性は十分にありそうだ。

　日本勢の前に立ちはだかるのは、3週連続優勝がかかるセリーヌ・ブティエ（仏）、世界ランク1位のネリー・コルダ（米）、同2位のコ・ジヨン（韓）、全米女子オープンを制したアリセン・コープス（米）、連覇を狙うアシュリー・ブハイ（南ア）、20歳の新星ローズ・チャン（米）ら。このほかにも、イン・ルオニン（中）、リディア・コ（ニュージーランド）、リリア・ヴ（米）、ブルック・ヘンダーソン（カナダ）、ミンジー・リー（豪）といった有力選手が集結する。

（写真：Getty Images）