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田村尚之アプローチの基本はロブ・ショット!その理由とは?

2017年1月17日(火)午後0:27

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 アプローチの狙い方について、レッスン書やゴルフ雑誌などでは、「転がせるなら転がせ」と書いてあることが多いように思います。しかし、私は、上げるアプローチ、いわゆるロブショットを基本としていて、転がすことはほとんどありません。

 何故、上げるのか?その理由は、アマチュアゴルファーとしてプレーをしていた時間が長かったため、練習時間が少なく、両方上手くなるのは難しいと思ったからです。そして、どちらか一方に絞るのなら、ロブショットをマスターするべきだと判断したからです。

 考えてみてください。上げるアプローチならば、“寄り得ない状況"というのはありません。唯一考えられるのは、グリーン上に木がある場合ですが、そんなコースはありません。

 一方、転がしのアプローチの場合、バンカー越えでバンカーのすぐ近くにピンがある時など、“寄り得ない状況"があるからです。
また、経済的な理由で2ピースボールを早くから使っていたのもロブショットを選んだ理由です。昔の2ピースは高く上がるものが多かったので、どうせ上がるんなら上げてしまおうと思ったわけです。

 「上げるとボールが止まらないんじゃないか」という人もいるでしょう。確かにスピンはかかりません。しかし、高さで止めれば問題はありません。また、ピンが奥だったら転がしたほうが断然有利と言う人もいますが、そういう場合もピンの根元に落とせばいいのです。

 アマチュアゴルファーの皆さんも、アプローチ練習に費やす時間は多くはないはず。ならば私のように、スピンをかける打ち方をマスターするよりは、ロフト通りにポーンと上げて高さで止めるというアプローチをしたほうが簡単だし、ミスも出にくいと思うのですが、いかがでしょうか?

 上げるアプローチの打ち方は次回で詳しく説明しますが、上げる、転がすに関係なく、アドバイスをひとつ。それは、クラブを短く持たないことです。アマチュアゴルファーの中には、短い距離を打つ場合、クラブは短く持つのが当たり前だと思っている人が多いようですが、短く握るとクラブのヘッドバランスが軽くなってしまうので、手打ちになりやすくなります。練習でも本番でも長く持ったまま、振り子運動の振り幅で距離を調整することをお勧めします。

【田村尚之 たむら・なおゆき】
1964年6月24日、広島生まれ。94年日本オープンローアマをはじめ、長年アマチュアゴルフ界で活躍。2007年日本アマ決勝では今回対戦相手の小林伸太郎と41ホールに及ぶ激闘を繰り広げた(結果は準優勝)。13年プロテストに合格。16年の富士フィルムシニアチャンピオンシップでツアー初優勝を飾る。株式会社ダイクレ所属。

(この記事は、夕刊フジ 2017/1/19発売号より転載しています)

 

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