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リスクが低く寄りやすいショットを考えよう 今田竜二が教えるアプローチの極意

2018年1月12日(金)午前10:51

ゴルフ真剣勝負 the MATCH ~今田竜二vs貞方章男~
 アプローチが寄らない。アマチュアゴルファーにはそういう悩みを抱えている人が多いようですが、アプローチに対する考え方が、プロとアマチュアとでは大きく違うような気がします。

 プロの場合は、「リスクが低く、それでいて一番寄りやすいショットは何か?」を第一に考えます。もちろん、「このアプローチが寄らなければ、優勝争いに残れない」というような場合は一か八かのショットをすることもありますが、基本的には大きなリスクを冒すことはありません。

 具体的には、「ボールのライはどうなっているか」(写真①)、「スタンスは普通に取れるか」、「ボールを上げなければいけないのか、それとも転がせるのか」、さらに、ボールが落ちたところから下りなのか上りなのかなど、グリーンの状況も考えながら、どんなアプローチをするかを判断します。
 
写真①

 たとえば、バンカー越えのアプローチでは、当然、球を上げなければいけないわけですが、写真②のように上げるのが難しい場合は、ピンとは違う方向を狙って打つこともしばしばあります。
 
写真②
 
 一方、アマチュアゴルファーの場合は、何が何でもカップに近づけてやろうというショットが目立ちます。先ほど例に出したバンカー越えのショットでも、「どうすればバンカーを越すことができるか」というように、球を上げることばかりを考える人が多いように思います。これが大叩きの原因になっているのではないでしょうか。

 もう一つ、スコアメイク重視のプロが考えるのは、次のショット(またはパッティング)のことです。トーナメント中継を見ていても、解説者が「距離は近いけどこちらからは難しい」とか、「この方向から攻めるのが正解です」といったことを口にすることがありますが、プロが最も重視するのもその部分です。

 特に、手前からグリーンが下っていたり、ボールのライによってスピンの効いた球が打てない場合は、どちら側に外せば次のショットが楽になるかを考えます。

 このように、グリーンが目の前にあっても、「何が何でも近づけよう」としないのが、スコアアップの秘訣。的確な状況判断をして、できるだけやさしいショットで攻めることができるようになれば、アプローチに対する苦手意識もなくなるはずです。


今田竜二(いまだ・りゅうじ)
1976年10月19日広島生まれ。14歳で単身渡米。ジュニアの頃から頭角を現し、全米アマチュアランキングでT.ウッズに次ぐ2位になったことも。'05年からPGAツアーに参戦。'08年のAT&Tクラシックで、日本人史上3人目となるPGAツアー優勝を飾った。'09年にはマスターズに出場。初出場ながら20位タイの成績を収める
 

(この記事は、夕刊フジ 2018/1/4発売号より転載しています)
 

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ゴルフ真剣勝負 the MATCH

プロによる1対1の真剣勝負をお届けする新番組。ゴルフ専門チャンネルだから見ることのできるマッチメイクで、プロ同士の真剣勝負を2時間にわたって放送。番組ではプロのテクニックに留まらず、クラブ選択や状況判断などのプロの考え方も紹介し、アマチュアゴルファーにも参考になる情報をお届けする。


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