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若手もベテランも大活躍 森口祐子が国内女子ツアー前半戦を振り返り

2018年7月2日(月)午後4:20

ぎゅっと週刊国内ツアー
 前半戦が終了した国内女子ツアー。鈴木愛が4勝を挙げ賞金は1億円を突破、黄金世代と呼ばれるルーキーたちの活躍、ベテランも負けずに戦うなど色々なドラマが起きた。そんな前半戦を森口祐子が振り返る。

 前半戦に大活躍した選手と言えば4勝を挙げた鈴木愛だろう。昨年、鈴木が賞金女王に輝いたのは女子プロゴルフ界にとって嬉しいニュースだと森口は述べ「やりきってくれたという戦いぶりでした。持ち味であるパッティングとシーズンの途中で変えたドライバーが効果的に働き飛距離が伸び、自信を持って攻め切った結果が賞金女王に繋がったと思います」と分析している。

 鈴木だけでなく黄金世代と呼ばれる若手の活躍が目立った前半戦。昨年のプロテストに合格した新垣比菜が一番手で優勝を果たした。「新垣さんもそうですが、黄金世代から目が離せません。飛距離を兼ね備えた攻撃力とパッティングでスコアメイクできます。1つボギーを叩いても、2つバーディを獲りますという魅力的な選手が多いのが昨年のプロテスト合格者に多いです。いい意味で皆が仲良しグループのような黄金世代ですが”あなたが出来るなら私も出来ないはずがない”と刺激し合いながら、頑張る姿、攻撃する姿は魅力的に見えています」と森口も黄金世代の選手たちへの期待は高い。

 優勝争いに絡んだ三浦桃香に対しては「飛距離も出ますし、少し粗削りなところもありますが、逆にそこが魅力です。上田桃子さんを彷彿とさせます」とし、尾崎将司のもとで練習をしている田村亜矢と原英莉花は「基本的なグリップで、忠実にゴルフの基礎を学んでいて、将来性を感じる選手です」と注目している。また、小祝さくらは非常にプレッシャーに強いプレーヤーだと森口は印象を語った。

 若手が活躍すればベテラン勢も黙っていなかった。2年ぶりに大山志保が勝利を掴んだのだ。「故障も年齢も乗り越えて”私はまだやれるのよ”という姿を見せてくれた大山さんの活躍は若い世代にも刺激を与えていると思います」と森口は語り、「よく大山さんのガッツポーズはどこに向けて見せているのですか?と問い合わせがあるんですけど、大山さんがグリーンに乗って、いちばん最初に声がかかった方にガッツポーズを見せるんです。だからホールアウトしてカメラマンがそこにいても後ろ姿になっていたりして、どこ向いてるんですかと聞かれます(笑)」と秘話を明かした。

 大山はゴルフはファンがあってのスポーツということを理解しているので、ファンのためにガッツポーズを見せている。ファンがいるからこそ「いいスコアが出て、いい技術が引き出されると思います」と森口は考えている。また、昨シーズン、4年ぶりに優勝を飾った比嘉真美子は、今年も好調を維持して勝利を掴んでいる。「ファンが待ち望んだカムバックが見れました。強い比嘉さんが戻ってきました」と森口は嬉しさを表現した。

 女子プロゴルフ界では世代交代が進んでおり、宮里藍の影響が大きいという。「(宮里に)憧れている世代が、自信をつけて戦っていると思います。宮里さんは引退という形で、(若手が)一緒にプレーすることは出来なくなりましたが、世界で通用する選手になりたいという気持ちが飛距離にも攻撃力にも出ています。そこが若手選手の魅力だと思います」と森口はコメントしている。

(写真提供:Getty Images)

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