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スイング軌道は「Vの字」ではなく「Uの字」 高山忠洋のロブショットの打ち方②

2018年7月20日(金)午前8:05

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 ロブショットを打つときはフェースを開き、開いた分だけ左を向き、ボーを少し左寄りに置きます。これでアドレスは完了です。

 そして、打つときは、体を開いた方向、つまり左方向に振り出していきます。アマチュアゴルファーの中には、ピンの方向に向かってヘッドを真っすぐに出してしまう人がいますが、真っすぐ出すとフェースが開いている分、シャンクしやすくなるので、必ず体が向いている方に振り出すようにしましょう。

 スイングの軌道を、「Vの字」ではなく「Uの字」にするというのも重要なポイントです。緩やかなUの字の軌道で、ボールの手前からヘッドを滑らせていく。そうすればロブショットらしい、フワッとした柔らかい弾道になります。

 このとき最もやってはいけないのが、ボールを上げにいく動きです(写真①)。フェースを開いているのに上げにいってしまうと、リーディングエッジにボールが当たってトップしてしまう危険性があるからです。

写真①
 
 先ほどゆるやかなUの字で振ったほうがいいといいましたが、どちらかというと左右対称のUというよりは、高い位置から低い位置へ緩やかな軌道で振っていくというイメージでスイングしたほうがいいでしょう(同②)。

同②
 
 もうひとつやってはいけないのは、頭を上げないこと。インパクトで頭を上げてしまうと、ヘッドが遅れてしまうので、トップになりやすくなります。くれぐれも打ち終わるまではボールのほうを見ておくようにしましょう。

 このようにロブショットには細かい注意事項が多いのですが、打ち方さえ覚えれば誰でも打てます。

 ただし、ロブショットは、目の前にハザードがあり、エッジとピンまでの距離が短いとか、グリーンが下っているといったような状況で、しかもピンにピタッと寄せたいときに使うもの。我々プロゴルファーも、最後の手段として使う場合が多いのです。皆さんも無闇矢鱈に使うのではなく、ライや状況を考えて使うようにしてください。

高山忠洋(たかやま・ただひろ)
1978年2月12日和歌山生まれ。高校時代は野球部に所属。卒業後プロゴルファーを目指し、わずか3年後の99年にプロ入り。05年東建ホームメイトカップで初優勝。同年、全英オープンで初のメジャーも経験。08年にケガで苦しんだが、10年に復活優勝。11年は2勝を挙げて賞金ランキング2位に輝いた。ツアー通算5勝

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/7/12発売号より転載)
 

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