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坂下莉翔子「気をつけているのはストロークの安定」 アッパーブローを防ぐパッティングドリル

2018年8月10日(金)午後1:00

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 他のクラブに比べて、ボールを芯でとらえることが簡単だと思われているパターですが、きちんと芯に当てるのはけっこう難しいものです。しかも、パッティングの場合、少しでも芯を外れると方向性やボールの転がりも変わってくるため、高い精度が求められます。

 では、芯でとらえるためにはどうすればいいか。私が一番気をつけているのは、ストロークの安定です。

 いつも同じようにパターを振ることができれば、ヘッドも同じ場所を通ることになるわけですから、芯に当たる確率が高くなり、方向性やボールの転がりも安定する。だから、普段からストロークの練習をしっかりとやっています。

 特に注意しているのが、インパクト付近で、ヘッドの上下動が激しくならないこと。低い位置から入って低い位置に出ていく軌道を常に作ることができれば、芯に当たる確率が高くなるからです。

 その精度が高めるためにいつもやっているドリルがあるので紹介しましょう。

 まず、ラインに沿ってスティックを置き、ボールの先5センチぐらいのところにティーを2つ刺します(写真①)。2つのティーの間隔はボールよりも少し広め。ティーの高さは、2センチ程度に設定してください。
 

写真①

 そして、そのティーの間を通すようにボールを打って、フォロースルーでヘッドをティーに当てるというドリルです(同②)。
 

同②

 正しいストロークをしていればヘッドが低く出ていくので、当然、ヘッドはティーにぶつかります。一方、ヘッドがティーに当たらないのは、インパクトのあとヘッドが急激に上昇している、いわゆるアッパーブローの軌道になっている証拠(同③)。これでは芯に当たりにくく、しかもこするような軌道になるので距離感も合いません。
 

同③

 アマチュアゴルファーのストロークを見ていても、ヘッドの上下動が原因でミスをしている人が多いように思います。

 単純なドリルですが、しっかり芯で打つためにもぜひやってみてください。

坂下莉翔子(さかした・りかこ)
1994年1月11日兵庫生まれ。9歳でゴルフを始め坂田塾に入門。その後、同志社大学に進学。2013年日本女子学生ゴルフ選手権で優勝。昨年、2度目のプロテストを17位タイで合格。今年は、ステップアップツアーに参戦。姉、坂下莉彗子同志社大卒のプロゴルファー。高学歴美人姉妹ゴルファーとして注目を集めている。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/8/2  発売号より転載)
 

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