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高見和宏「通常のアプローチ同様、スクエアに構えて、ロフト通りにボールを打ち出す」 バンカー越えのアプローチ攻略法②

2018年11月2日(金)午後1:00

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 同じ30ヤードのバンカー越えでも、バンカーを越えてからピンまで距離がある場合と、バンカーを越えてからすぐにピンがある場合とでは、プレッシャーの掛かり方がかなり変わってきます。

 もちろん、より大きなプレッシャーを感じるのは後者。こういう場合、多くのゴルファーは、写真①のようにすくい打とうとしがち。また、「ボールの転がりを押さえるためにフェースを開いたほうがいいんじゃないか」、「スタンスもオープンにしたほうがいんじゃないか」など、いろいろなことを考えて、結局迷いながらボールを打ってしまってミスをするというケースが多いようです。
 

 このようなミスを犯さないためにはどうすればいいのか?

 実はこういう場合でも、特別なことをする必要はありません。バンカーを越えてすぐにピンがあるといっても、バンカーの縁から1~2ヤードのところにピンがあるということはないのですから、通常のアプローチ同様、スクエアに構えて、ロフト通りにボールを打ち出せばいいのです(同②)。
 

 考えるべきは、ボールをどこに落とすかだけ。少しキャリーを小さくしたいと思ったら、バックスイングを少し小さくすればいいのです。

 そもそもバンカー越えのショットというのは、目の前の高い木を越さなければならないとか、木の枝に当たらないように低い球を打たなければいけないといったような特別なものではありません。確かに目の前にバンカーという障害物はありますが、トーナメントのような厳しいセッティングが施されていない限り、普通のアプローチと考えればいいのです。

 しっかり芯でとらえるためにも少し左足体重で構え、大きな体重移動をせずにインパクト。あとは頭が上がらないように、ボールのあったところをしっかり見続けるつもりで打てば、バンカーは簡単に越えてくれるはず。つまり、“バンカー越え”を必要以上に意識しなければ、バンカー越えのミスは大幅に減るということです。

高見和宏(たかみ・かずひろ)
1959年北海道生まれ。大学に入ってからゴルフを始め、卒業後は習志野CCの研修生に。その後、尾崎将司に憧れてジャンボ軍団入りして長打力を磨くが、ショットが安定せず10回目のプロテストでようやく合格。ツアー初優勝は9年目の94年だったが、翌年にはツアー2勝目を挙げた。シニアツアーでも2勝を飾っている。

  【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/10/25  発売号より転載)

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