国内男子ツアーのHEIWA・PGM CHAMPIONSHIP（11月1日～4日／沖縄県PGMゴルフリゾート沖縄）でショーン・ノリス（南ア）が通算14アンダーで今季初優勝を手にした。

　今季はこの試合が12試合目ながら、ここまで5度のトップ5入りを記録するなど好調なノリス。石川遼、宮里優作との豪華ペアリングとなった初日も出だしの3ホールで2バーディを奪うと、後半も2つスコアを伸ばしてノーボギーの4アンダー「68」でフィニッシュし、6位タイにつける。

　インスタートとなった2日目は出だしの11番でダブルボギーを叩く嫌な立ち上がりとなったが、12番と14番のバーディで帳消しに。さらに16番から連続バーディを奪うと、18番イーグル、折り返した1番もバーディと一気にチャージをかけ、終わってみれば1イーグル、8バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの内容で7アンダー「65」。後続に2打差をつけて単独首位に浮上する。
　3日目は荒天の影響で中止となり、競技も54ホールの短縮が決定。思わぬ形で優勝に王手をかけたノリスだが、最終日はフロントナインをすべてスコアカード通りのプレーに終始する我慢の展開となる。3打差から出た片岡大育が前半を2アンダーでプレーして詰め寄ると、11番のバーディでついに首位タイに。1組前でプレーする片岡を見ながらのラウンドとなったノリスだが、1打先行された14番でバーディを奪う。

　片岡は最終18番パー5を先にバーディとして、1打リードしてフィニッシュ。逆転にはイーグルしかないという状況でノリスは2打目をピンから7メートルにつける。下りの大きく切れる難しいパットを前にして、キャディと入念にラインを確認して打ったボールはカップに沈み、劇的なツアー通算3勝目を手にした。

　実は10月23日に長男が生まれたばかりのノリス。ツアーから2週間の休暇をとっており、「本当はずっとそばにいたかった」と父親の顔を覗かせたが、最愛の子供に対して最高のプレゼントとなった。さらには、病床の父親にも同時に捧げる1勝となったことは間違いない。

　この優勝により賞金ランキングは2位に浮上。首位を走る今平周吾とは約2,800万円差に縮まった。「シューゴに少し近づいた」と笑顔を見せた36歳の目標は言うまでもない。「チャンスがあれば賞金王を獲りたいと思います」。シーズンは残り4戦、王座をめぐる戦いはいよいよ最終局面へと突入する。

　国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で、タイトリスト・ボールプレーヤーのショーン・ノリス（プロV1x使用）が通算3勝目を挙げた。また、豪州ツアー「いすゞクィーンズランドオープン」で、タイトリスト総合契約のジョーダン・ズニック（プロV1x使用）が、信頼するタイトリスト プロV1xをはじめ、NEW TS2 フェアウェイメタルなどのタイトリスト・ギアを武器にツアー通算3勝目を挙げたほか、南アフリカツアーや韓国ツアーなどでも勝利を獲得し、世界中のトッププレーヤーからの絶大な信頼に応える、その卓越した性能が証明されている。