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アドレスを見ただけで意図するショットがわかる!天才打者・立浪和義のゴルフスイング

2019年12月26日(木)午後1:02

 現役時代は、シュアなバッティングで名を馳せた立浪さん。ゴルフスイングでも体の使い方が実に上手いというのが第一印象です。スイングに必要な力感はある一方で動きは滑らか。決して過激な動きにはならず、緩やかなアクセルワークで自分にとって最適なタイミング、かつ最速のスピードに持っていく上手さを持っています。



 そして、そういうスイングができるからこそアプローチでも、スピンをかけたり、優しくロブで攻めたりと多彩なショットが繰り出せるのだと思います。

 また、これから打つであろうショットがアドレスを見ただけでわかるというのも、一般的なアマチュアゴルファーにはない部分。単に技術が高いだけでなく、自らショットのイメージがしっかりできている証拠でしょう。

 クラブ選びに関しても、一流のプロ野球選手らしさが随所に表れています。これは他の元プロ野球選手に聞いた話ですが、彼らはバットを選ぶとき、自らの体格やどの位置で構えるか、どういうバッティングをしたいかなどを考えた上で、インパクトをしたときに最も力の入るポジションでバットの芯に当たる長さや重さのバットを選ぶそうです。

 立浪さんのパッティングを見ていてふと思い出したのが、この話。パッティングも丁寧にやればやるほど安定した力が出せる体のポジションや動きが人それぞれにあって、それに合わせてパターを選べば自らの感性を最大限に発揮できます。立浪さんのパッティングの上手さも、その一因として、彼が長年使い続けている少しくたびれたツーボールパターにあるようです。

 クラブ選びという点でもう一つ感心させられたのは、3本のウッド(1W、3W、5W)の次にUT(4UT、5UT)を入れ、5Iを抜いて6Iを2本入れていたことです。6Iの1本は通常タイプで、もう1本は中空タイプ。本人に確認したわけではありませんが、おそらく競技ゴルフなどにも挑戦する中で、150~200ヤードというタフな距離でグリーンオンの確率を高めたいと考えこのようなセッティングになったのでしょう。

 一般アマチュアゴルファーの中には、「とりあえず隙間を埋めておこう」的なセッティングをしている人も多いようですが、立浪さんのように、「必要なクラブを備えておく」という考えは大いに参考にすべきでしょう。

立浪和義(たつなみ・かずよし)
1969年8月19日、大阪府生まれ。元プロ野球選手、野球解説者。PL学園から1987年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受け入団。入団初年度から2009年の現役引退まで中日の中心選手として活躍したことから西沢道夫、高木守道とともに、“(3代目)ミスタードラゴンズ”と呼ばれる。通算2586試合出場、2480安打、打率.285。通算二塁打数(487本)はNPB記録。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/12/20 発売号より転載)

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