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青木瀬令奈 スタート前練習のポイントは「可動域を広げること」と「打感を揃えること」

2020年12月10日(木)午後5:38

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 ラウンド当日の朝、皆さんはしっかり練習をしていますか。アマチュアゴルファーの中には、スタート直前にコースに到着し、パッティンググリーンで何球か転がしたあと、バタバタとティーグラウンドへという人も多いようですが、残念ながらこれではなかなかいいプレーはできません。

 ケガを防止するためにも、少なくともストレッチなどでしっかり体をほぐしてからスタートするようにしましょう。

 その一方で、当日の朝は必ず練習場に行くという熱心な人もいるようですが、そういう人は逆に入れ込みすぎないようにしてすることが大事です。「今日は飛ばすぞ」という感じで、練習場でドライバーを思い切り振り回している人をときどき見かけますが、短い時間で体を目一杯動かすのは体に良くないし、ケガもしやすくなります。練習場ではあまり頑張らずに、軽くスイングすることが大事です。



 実際、私も、朝からクラブを振り回すことはありません。どちらかというと、ショット練習もストレッチの延長。ボールを打つというよりは、体が動いているかどうかなど、可動域の確認がメインになります。だから、どれだけ飛ぼうが関係なし。打球の行方を必死で追うこともありません。

 ただし、打感のチェックだけはこのときにするようにしています。手に伝わる感触で、芯に当たっているかどうか、クラブが軌道通りに動いているかどうかが分かるからです。

 そして、打感にバラツキがあるときは、主に次の練習をやるようにしています。

 一つは、普通に構えてのハーフショット。ビジネスゾーンでクラブが正しく動いているかどうかを確認すると同時に、体がきちんと回っているかどうかのチェックをします。

 また、両足を閉じてフルショットをするというのも効果的。バランスを崩さないように打っていれば、スイング軌道も安定してきます。



 この2つの練習をやっていれば次第に打感も揃ってきて、いい当たりになってきます。

 朝の練習はやらないよりやったほうが絶対いいのですが、あまり頑張りすぎず、可動域を広げることと、打感を揃えることに専念してください。

青木瀬令奈(あおき・せれな)
1993年2月8日、群馬県生まれ。7歳からゴルフを始、関東ジュニアゴルフ選手権(女子15~17歳の部)、全国高等学校ゴルフ選手権 夏季大会などで優勝。2010年のゴルフ5レディスでは7位タイに入りローアマチュアに輝く。2011年プロ入り。15年、賞金ランキング27位で初のシード権獲得。以後、5年連続でシード入りを果たす。17年ヨネックスレディスで初優勝。20年は日本女子プロゴルフ協会プレーヤーズ委員会委員長を務める。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/12/4 発売号より転載)

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