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パットが入らない・・・そんなときは「頭」をチェック!香妻琴乃のパッティング指南

2020年12月17日(木)午後0:40

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 改めて言うまでもなく、プロ、アマを問わずパッティングが入るかどうかというのは、スコアに大きく影響します。ツアーで戦うプロたちは、アマチュアゴルファー以上にそのことを実感しているので、パッティングの練習にはかなり長い時間を割きます。

 しかし、日々練習していても、必ず上手くいくとは限らないのがパッティングの難しさです。今日は上手くいっても次の日はダメ。そんなことの繰り返しです。

 ただし、上手くいかないときにはそれなりの理由があるもの。もしプレーをしていて上手くいかないときがあったら、その原因を早く見つけて修正できるミスなら修正することも大事です。

 私の場合、思い通りにいかないときにまずチェックするのが、インパクトのとき、頭が上がっていないかどうかです(写真①~③)。

写真①~③

 そんな話をすると、「プロでもヘッドアップすることはあるの?」と突っ込まれそうですが、プロだって人間です。大事なパッティングで、「ここはどうしても入れたい」という気持ちが強くなると、ボールの行方が気になって、ついつい頭が上がってしまいます。

 このミスをなくすためには、「ヘッドアップをしないように意識する」ことと同時に大事なことがあります。それは、ターゲットに向かってフェースを合わせて構えたら、素振りのときから、振り幅をしっかりイメージしておくことです。そしてそのイメージを強く意識しながらストロークする。そうすれば、ボールの行方が自然と気にならなくなります。

 それともう一つ、最近修正したのが素振りのやり方です。

 以前はターゲットを見ながら素振りをしていたのですが、これを止めました。理由は、ターゲットを見ながらだと、体が開いた状態になり、実際のストロークでもフェースの向きが狂ってしまってイメージしたラインに転がらないことがあるからです。

 ターゲットを決めたらイメージをしっかり作ってボールを見ながら素振りをする(同④)。このやり方を取り入れるだけでも、方向性はかなり良くなるはずです。

写真④

 特に開き気味になってしまう人はぜひ試してみてください。カップインの確率が上がりますよ。

香妻琴乃(こうづま・ことの)
1992年4月17日、鹿児島県生まれ。3歳からゴルフを始め、横峯良郎が主宰する「めだかクラブ」で弟の陣一朗や横峯さくららとともに練習に励んだ。2011年、プロテストに一発合格しプロ転向。14年には賞金ランキング19位で初のシード権を獲得した。18年9月、マンシングウェアレディース東海クラシックで、プロ入り8年目にして念願の初優勝を飾った。ここ2年不調だが、今季復活を目指す。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/12/11 発売号より転載)

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