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「ミスター・パーフェクト」はテンポが変わらないゆったりスイング・巨人OB槙原寛己さん

2021年2月18日(木)午後0:40

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 槙原さんのスイングのいいところは、ドライバーショットでもアプローチでも常に同じリズムとテンポで打てている点です。特に、アプローチのようなコントロールスイングが必要なとき、一般的なアマチュアはリズム、テンポが狂いやすいのですが、槙原さんは常に安定したタイミングで打っています。

 何故、そういうことができるのかというと、小手先ではなく、大きい筋肉、特に下半身の筋肉でリズムとテンポを取って打っているからです。こういう点はアマチュアゴルファーも大いに見習うべきでしょう。

 その一方で、少しに気になるのが、ヘッドスピード以上に球がつかまっていないということ。このことは本人も気にしているようで、「もう少し飛ばしたい」と漏らしていました。

“飛ばない”最大の原因は、グリップにあります。槙原さんの場合、ウィークグリップで、どうしてもトップでオープンフェースになってしまい、コスり球になってロフトが上を向きやすい。しかも、フルスイングになればなるほどその傾向が強くなるため、スピン量が多い、右にコスれたような弾道のフケ球になってしまうのです。しかも槙原さんは、左手だけでなく、右手も上からつかむような被った握りになっているのです。

 ただ、このような両手ともウィークグリップになっていると、無駄にフェースをローテーションさせないで、ターゲットに向かってフェースを振り抜きやすくなるという利点もあります。槙原さんのように下半身でリズムを取って安定したスイングができている場合、自動的にインパクトゾーンは長くなるのですが、その両者が合わさることによってさらに安定度が増しているのです。

 とはいえ、ロングショット、フルショットをクラブの性能なりに強い球を打ちたいと思うのであれば、右手はそのままでもいいのですが、左手はもっと絞り込むように深く持ったほうがいいでしょう。そうすればフェースはオープンにならず、しっかりつかまるようになります。



 繰り返しになりますが、タイミングが狂わないで、自分なりのオリジナルのスイングをどんな場面でもやり遂げられるというのが槙原さんの素晴らしい点。あとは左手さえ深く握れば、今よりも飛距離が伸びるはずですし、本人的にももっと気持ち良くゴルフができるのではないでしょうか。

(解説/プロゴルファー・金谷多一郎)

槙原寛己(まきはら・ひろみ)
1963年生まれ、愛知県出身。元プロ野球の投手。愛知県立大府高校卒業後、ドラフト1位で読売ジャイアンツへ入団。初登板で初完封し、その年に12勝を挙げ新人賞に輝いた。また、当時の日本最速である155km/hを記録したことでも話題を呼んだ。以降、巨人の黄金時代を支える投手として活躍。1994年には対広島戦で、完全試合を達成。2001年に現役を引退。通算463試合登板159勝128敗56セーブ。現在は、野球解説者として活躍中。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/2/5 発売号より転載)

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