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球界を代表する「スーパーエース」のスイングは下半身主導の滑らかな動き・ソフトバンクOB斉藤和巳さん

2021年3月4日(木)午後0:26

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 斉藤和巳さんのスイングで素晴らしいと思うのは、ひと筆書きのごとく流れるような動きになっている点。スイング中、どこか一部分に急激に力が入ることもなく、全体の良いタイミングと動きの滑らかさで力を効率よくクラブに伝えてボールを飛ばしています。

 また、スイング中のグリップの握力変化と動きのバランスがマッチしていて、よどみなくヘッドスピードを加速することができています。

 上記の動きを司っているのは下半身の動きといえるでしょう。投手出身ということもあって下半身主導の動きの上手さ、自然な重心移動からのタイミングの取り方は超一流です。

 さらに、動きのリズムとテンポがフルスイングからアプローチまでほぼ一定になっている点は、投手の動きですでに身についている感覚なのか、ゴルフスイングにおいても自然に備わっているような気がします。

 その一方で気になったのは、上手くボールをコントロールできていない点です。

 斎藤さんが求めているのは強い弾道のドローボール。実際、スイングでしっかりと肩を回してインサイドからドロー打ちを試みようとしています。

 しかし、その意識が強いせいか、テークバックでヒップターンが大きくなり過ぎてインサイドにクラブが入ってくる。その結果、トップでループするようにクラブのシャフトの向きがクロスする形になってしまっています。

 そのため、ダウンスイングではシャフトが寝てきて下から煽るような動きで左腰がスライドして突っかかる感じになり、引っかけか右にプッシュするミスが出てしまうのです。



 この問題を解決するためには、無理に球をつかまえてドローボールを求めるのではなく、今のクラブとボールを信じてフェースを無駄に返さずに、フェース面に乗せていくようなボールのとらえ方にすることが大事になってきます。

 具体的なスイングの修正としては、肩を回そうとしてヒップターンを大きくしてしまうのではなく、腰はなるべく回さない意識で、重心移動だけをイメージしたテークバックにすることです。

 そうすると多少トップが浅くなる感じがするかもしれません。しかし、タイミングの取り方が上手いので打ち急ぎにはならないし、下半身に対しても十分に捻転できているので、パワーが落ちることはないと思います。

(解説/プロゴルファー・金谷多一郎)

斉藤和巳(さいとう・かずみ)
1977年生まれ、京都府出身。元プロ野球の投手。南京都高校卒業。1995年のドラフト会議で福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)から1位指名を受けた。プロ入り後は、故障がちで活躍できなかったが、2003年にブレイク。先発登板16連勝、および登板試合15連勝を記録し、20勝(3敗)をマーク。最多勝をはじめタイトルを総なめにし、チームのリーグ優勝、日本一に貢献した。2007年に引退。通算150試合登板79勝23敗。現在は、野球解説者として活躍中。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/2/26 発売号より転載)

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