ニュース・コラム

レッスン

アマチュアの苦手な2大傾斜「つま先下がり&左足下がり」を克服するための基本とは?横田英治メソッド

2022年5月11日(水)午後1:52

この記事のキーワード
 今回は、アマチュアゴルファーが苦手としている2つの傾斜、「ツマ先下がり」と「左足下がり」を克服するための基本をお教えしましょう。

 まずは、ツマ先下がりから。ツマ先下がりというと、ほとんどのゴルファーは、「スライスが出るライなので、できるだけ右への曲がりを抑えよう」と考えるのではないでしょうか? しかしこの考えが、ツマ先下がりで失敗する原因のひとつになっているのです。

 というのも、右には曲げたくないという気持ちから右にいかないようなスイングをして、結果的には左に引っかけてしまう人が多いからです。

 では、どうすればいいのか?

 プロは傾斜地にボールがある場合、最初にどんなスイング軌道がその傾斜にフィットしているかを考えます。例えば、ツマ先下がりなら、平らなところ同じようにクラブを振るとボールの手前でヘッドが地面にぶつかってしまう。

 それを避けるためには、アウトサイドインのカット軌道に振ったほうがいい。そうすればクラブが入ってくるスペースができるので、ボールにコンタクトしやすいといったように。つまり、右に曲がるのを嫌がるのではなく、意識的にスライスを打つ。これがミスを減らす考え方なのです。

 次に打つときのポイントです。ツマ先下がりではボールの位置が少し遠目になるので、ヘッドを届かせるためにクラブを長めに持つ人もいるようですが、これも間違い。何故なら、クラブを長く持つとインパクトでヒール側の角が地面に当たりやすくなり、より引っかけやすくなるからです。

 逆に、クラブを短く持ったほうがライ角通りにインパクトできるので、ミート率も上がります。ツマ先下がりでの打ち方をまとめると、短く持ってグリップとヘッドの高低差を少なくし、ボールと足との距離も近くしておいて、少しカット軌道に打つ。そうすれば狙ったところにコントロールできるはずです。

 次に左足下がりですが、この場合もカット軌道のほうが傾斜にフィットします。だから、意識的に右に曲がる球を打つようにしましょう。また、クラブを短く持つというのもツマ先下がりと同じ。そうするとボールの近くに立てるので、ボールをしっかり上から見ることができます。

 この2つの傾斜だけでなく、「傾斜にきたら短く持つ」は絶対条件。クラブを短く持つということが一番簡単で最も効果が期待できるテクニックだということを忘れないようにしてください。

 それと左足下がりでは、スイングの際、打ったあとに右足を目標方向に踏み出すような感じで振るといいでしょう。そのほうがボールにコンタクトしやすくなるのでやってみてください。

 さらにもうひとつ、左足下がりでは平らなところよりもロフトが立った状態でインパクトを迎えます。そのことを考えて、7番アイアンの距離なら8番アイアンを持つといったように、1~2番手ロフト角の大きいクラブを持つことも大事です。

★CS放送ゴルフネットワーク「プレメンレッスン!Season4横田英治メソッド #2」より(放送・見逃し配信中)

関連番組

プレメンレッスン!Season4 横田英治メソッド

関連記事

ゴルフネットワークは以下の放送サービスからご視聴いただけます

  • ココロ動く、未来へ。スカパー!
    衛星放送多チャンネルサービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • J:COM
    国内最大手のケーブルテレビ運営会社
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • GOLF NETWORK PLUS
    パソコン・スマートフォンで視聴できる
    インターネット配信サービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • prime video
    Amazonプライム会員向けの
    動画配信サービス
    Amazonプライム会員なら
    簡単登録!
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 全国のケーブルテレビ
  • ひかりTV
    光回線をテレビに接続して
    視聴するサービス
  • auひかり
    auの光ファイバーをテレビに接続して 視聴するサービス
施設、店舗など法人でゴルフネットワークの
ご利用をご検討中のお客様へ

ゴルフ場や練習場のロビー、ゴルフ用品店、飲食店、スポーツジムや
ホテル客室などで、ゴルフネットワーク法人視聴をぜひご活用ください。