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パッティングは出球が勝負!1メートル前後をきちんとカップに入れる練習を 馬場ゆかり

2022年9月29日(木)午後0:19

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 ラウンド前にパッティンググリーンで練習する人は多いと思いますが、皆さんはどんな練習をしていますか?

 まず、長めの距離を打って、そのコースの、またその日のグリーンの速さを確かめるというのが一般的ですよね。その日のタッチを知る上で、この練習はとても大事で、プロも必ずこれはやります。

 ただこれだけでは不十分。もうひとつ必ずやっておいたほうがいいと思うのは、1メートル前後のショートパットです。真っ直ぐのラインでいいので、パターの芯に当てて、きちんとカップに入れる練習をしておくことをオススメします。



 なぜ、この練習をやっておいたほうがいいのか?

 それはスタート前に、自分が転がしたい方向にきちんとボールが出ているかどうかを確認しておく必要があるからです。

 アマチュアゴルファーを見ていてけっこう多いのが、入れごろ、外しごろの距離で、ラインは合っていて、タッチも悪くないのに外してしまうケース。その原因は、出球のズレにあります。言い換えれば、どんなにラインを読み切っていても、また距離感はピッタリ合っていても、出球がズレていてはカップに入ってくれないということです。



 1メートル前後の練習は、それを確認するためのもの。パッティングの中では、これが一番重要なのですが、大事な部分を見逃しているゴルファーが多いのです。

 トーナメントを見にいったことがある人はご存じだと思いますが、プロは出球を安定させることに相当神経を使っていて、選手によっては練習器具を使って確認している人もいます。また、ホテルの部屋でコツコツ練習をしている人も多いようです。

 簡単なようでいて意外と難しいのが、自分のイメージした方向にボールを転がすこと。ぜひ皆さんも、カップインの確率を上げるために、ショートパットをたくさん練習してください。(協力:静岡県・裾野カンツリー倶楽部)

馬場ゆかり(ばば・ゆかり)
1982年12月30日、福岡県生まれ。2002年のプロテストに一発合格。2004年のヨネックスレディスでは、不動裕理をおさえて初優勝を飾る。2011年日本女子オープンで念願の公式戦初優勝。ツアー通算3勝。2004年から2014年まで11年連続で賞金シード権を獲得。2009~11年は賞金ランクトップ10に入る。2019年12月30日に一般男性とのバースデー入籍。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/9/23 発売号より転載)

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