プロによる１対１の真剣勝負をお届けする「ゴルフ真剣勝負 the MATCH」。
7月は服部真夕と諸見里しのぶの対決。

　1988年生まれの服部は07年、プロテストをトップ合格。同年、日本人選手初の同年のプロテストトップ合格からのシード獲得の快挙を達成。08年に樋口久子IDC大塚家具レディスでツアー初優勝。ここから12年までに4勝を挙げるトッププロへ上り詰めた。しかし13年からスランプに陥り、アプローチイップスに苦しむ。15年のCAT Ladiesで3年2カ月ぶりの復活優勝。その後、11年連続で保持してきたシードを昨年喪失。「今年は1からのやり直し」という中、今年の3月に開催されたUUUM主催の2日間競技で、ツアー競技外とはいえ優勝を果たした。4年遠ざかるツアー優勝への起爆剤となるか！？

　1986年生まれの諸見里はジュニア時代から才能を発揮。高校在学中からプロトーナメントに参戦。05年には世界女子マッチプレー選手権で、唯一のアマチュアとして出場が認められ、同年7月プロテストに合格し、僅か出場3試合で翌年のシード権を獲得。12月に行われた米女子ツアーQTでも最終予選会を通過。06年は日本ツアーと掛け持ちし転戦するシーズンを送る。同年のSANKYOレディースオープンでツアー初優勝。09年には生涯獲得賞金3億円を突破。さらに史上最年少（23歳59日）でのメジャー3冠を達成した。13年以降は、一転して不振に陥り、賞金シードを失う。その原因は、重度のアレルギー症状と肋軟骨炎。16年には休養を発表。昨年はタイ合宿をこなすまで体調が回復し、地元・沖縄でホステスプロとして臨んだ開幕戦で3位タイに食い込み、12年以来となるトップ3フィニッシュを果たした。国内女子ツアー随一の美しさと称されるスイングフォームを持つ諸見里、今季は、最大8試合の推薦出場で復活をかける！