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グリーンをどう読むか?横田真一が教えるパッティングの法則

2017年9月22日(金)午後0:23

ゴルフ真剣勝負 the MATCH

 パッティングにおいて最も大事なことは、「グリーンをどう読むか?」ということだと私は考えています。しかし、アマチュアゴルファーの中には、「どう読んだらいいかわからないので、適当に読んでいる」という人が多いようです。

 確かに、グリーンを読むためには、ある程度の経験が必要ですが、いくつかの法則を知っておけば、どんな人でも読むことができます。今回はその法則を教えましょう。

 まず、ボールの転がりに大きく影響する傾斜。これに関しては、「低いところから見る」というのが鉄則です。ビルの高さでも、たとえば4階建てのビルがあって、下から見ればそれが4階建てであることがすぐにわかりますが、10階ぐらいの高さからそのビルを見ても、その高さがわかりません。それと同じです。低いところから見れば見るほど、微妙な傾斜の度合いもわかるので、必ず低いところから見るようにしましょう。

 次に芝目。基本的に、グリーンの色が濃いところは逆目、薄いところ(白っぽいところ)は順目になっています。時間があれば、カップを中心に半径2~4mの距離でグルッと1周して、どのあたりが薄くてどのあたりが濃いかを確認しておきましょう。

 また、最近、日本のコースのグリーンで主流になりつつあるベント芝に関しては、水分を多く含んでいて葉が柔らかいという性質があるので、水の流れるほうに倒れる傾向があります。つまり、傾斜と同じ方向に順目になることが多いということ。だから、極端な「上りの順目」や「下りの逆目」ないと思っていいでしょう。

 さらに付け加えるならば、山の中腹にあるコースや河川敷にもひとつの法則があります。その法則とは、「ほぼ平らに見えるところでも、微妙に傾斜がある」ということです。たとえば、山の中腹にあるコースなら、山から麓に向かって、河川敷なら上流から下流に向かって、一見フラットでも微妙に傾いているケースが多いのです。

 よく、「富士山麓のコースは富士山から麓に向かって順目」と言われますが、正しくは、順目ではなく「下り」。もっとも芝目もそれにつられて順目になっていることが多いので、間違いではないのですが。覚えておくと役立つこともあるので、頭に入れておきましょう。

横田真一(よこた・しんいち)
1972年2月6日東京都生まれ。専修大学ゴルフ部出身。94年プロに転向し、同年シード権を獲得。97年初優勝。05年から2年間はJGTO選手会長として、低迷していたツアーを立て直そうと奮闘。10年キヤノンオープンで13年ぶりの優勝。現在はツアーに挑む傍ら、4スタンス理論や自律神経の研究を行っている。現選手会副会長。

(この記事は、夕刊フジ 2017/9/14発売号より転載しています)

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