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最大の飛距離を得るために行うミート率を上げる英国式メソッド〜鶴見功樹のプレ男レッスン〜

2017年12月22日(金)午後4:36

プレ男レッスン ~鶴見功樹メソッド~
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鶴見功樹
プレ男レッスン

―各回、プレミアムな男(プレメン)が考えるメソッドを単に「教わる」だけではなく、プロが唱える上達へのプロセスを「共感」し、自らも「考え」・「発見」してもらうレッスン番組。 今回は日本で唯一の英国PGAプロである鶴見功樹が登場。2006年には大山志保を賞金女王まで導いた鶴見氏の英国式メソッド。日本でのよく言われるスイング理論と比較しながら、世界標準の上質なメソッドをお届けする。

 私は自身のキャリアを英国でスタートさせました。今回のプレ男レッスンでは、私が現地で10年過ごした中で学び、確立した英国式メソッドのエッセンスをお伝えしたいと思います。今回のテーマは「英国式メソッドに学ぶ 正しい入射角でミート率を上げる方法」です。

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 まず最初に私のレッスンではインパクトの重要性を生徒にお伝えしています。実はインパクトというのは5つの要素(エレメント)で形成されています。「1.クラブフェースの向き」「2.クラブフェースの軌道」「3.クラブの芯で打つこと」「4.ヘッドスピード」「5.入射角」と言われるこの5つです。さて、皆さんはこの5つの中でどれが重要だと思いますか?

 英国では、芯で打つこと、スイートスポットと呼ばれるフェースの真ん中でボールを捉えること。これが最も重要だと言われています。また2つ目に重要なポイントがクラブの入射角です。アイアンは、上から下へのダウンブロー。ドライバーは真横、または若干アッパーブローで打つという、クラブのボールに対する入射角。この2つが非常に重要なポイントとして言われています。なぜでしょう?それは飛距離と方向性に影響があるからです。今回は、芯でどのようにしたらミート率を上げて打つことができるか、そしてダウンブローでボールを打つことができるか、この2つについてレッスンしていきたいと思います。

 今回、協力していただくのはKTGAのシニアアシスタント、高瀬プロです。では、どのようにしたらドライバーのスイートスポットにボールが当たっているか、これが確認できるのでしょうか。

―用意したのは、インパクトマーカーを貼ったクラブ。このシートを貼ることで、クラブフェースのどこにミートしたのか確認することができます。

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 芯で打つこと、これが最大の飛距離を得るポイントです。それでは、実際に打って確認してみましょう。

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 2回打ってもらいました。これが高瀬プロが打たれたマークなんですけど、1球目が芯のちょっとしたの方にあるやつですね。ほぼ芯に近いところに当たっています。2球目はヒールの上の方に当たっています。スピン量が多くかかりやすかったので右の林の方に大きいスライスで打ち込んでしまいました。距離的には15ヤードから20ヤードくらい差が出ているのではないでしょうか。実はアイアンなんかでもそれが言えます。

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 例えば7番アイアンで150ヤード飛ぶプレイヤーの方がいるとします。これがスコアライン先端のギリギリで打つと約10%から15%ほど飛距離が落ちると言われています。ということは、通常150ヤード飛ぶわけですから、135ヤードとか130ヤードしか飛ばなくなります。結果的にはショートホールで手前のバンカー、または池に捕まってしまうという形になるわけですよね。これはクラブの問題、スイングの問題ではないんです。芯で打てていないことが問題なんです。ですから、普段のラウンド、または練習の時に、こう言ったちょっとした工夫が皆さんのミート率を上げるポイントになるんです。ぜひ、試してみるといいと思います。

 では、アイアンで行うドリルを紹介していきましょう。今、高瀬プロは7番アイアンを持っています。ここはティーグラウンドなので、ティーアップを高めにしてあります。コースでやる場合はボールから約2.5cm~3cm離れた手前に1本、ボールの反対側に1本、このようにティーペグをボールの前後に立てて打っていきます。そうすると、正しくスイングできている場合はティーペグを飛ばすことなくスイングすることができます。ちょっと確認してみましょう。

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 見ていただくと分かりますが、このように遠い方のティーペグが飛んでしまいました。今の高瀬プロが打ったケースはネックより、シャンクが出やすい方に起きる現象です。そして先に当たりやすい方は、手前側のティーペグがボールと一緒に飛んで行ってしまいます。

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 普段練習場でやる場合は、同じようにティーペグを2本使うんですが、手前のティーは寝かせて、奥のティーもこのように寝かせるわけです。そして真ん中のボールをきれいに打つ。これにより手前に振り過ぎているとか、先を振り過ぎているとかということがはっきりと分かるわけです。

 どうしてこのようなことが起きるのでしょう。それは手がアドレスの位置に戻ってきていないという問題があるからなんです。では、どのようにして、手を元に戻すような感覚をつかむのか。これはもしパートナーがいれば、アドレスのグリップのすぐ前に手を持って行っていただきます。ここからバックスイングを上げてもらいます。トップへしっかりと行き、腰を抑え、ダウンスイング。手の内側にしっかりとグリップを戻していく。この形です。

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 ほとんどのプレーヤーの方は、ヒジをインパクトの時に曲げてしまうとクラブが手前に来るような感じがあります。そしてインパクトで遠心力に負けると、手が私の手を押すような形になります。そうするとシャンクが出やすくなります。ですから、この自分のアドレスの位置に適正に戻ってくるか、そういう感覚をつかむことが非常に大事です。

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 普段、自分一人で、室内または練習場でやられる時はご自分のゴルフバックを使われるといいと思います。ゴルフバックを自分の目の前に置きます。アドレスを取って、その形でバックスイングを取ります。上げたら、適正位置に手を戻します。そして、フィニッシュまでしっかりと振り切ること。ダウンスイングで手のポジションを確認したら、必ずフィニッシュまで振り切る練習をすること。クラブは持っていなくてもできます。手をどこに通すように教育していくか、これをしっかりつかむことで、ミート率を上げることができます。ぜひ試してみてください。

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