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飛距離アップの極意 バックスイングでの捻転を自分のマックスに近づける

2025年12月10日(水)午前10:11

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 前回は、上体をフルターンさせてのフィニッシュについてレッスンをしましたが、今回はそこにつなげるためのバックスイングをお教えしましょう。

 まずバックスイングをしてトップの位置作ってみてください。このときの理想は、左ワキが右股関節の上に乗り、正面からは右の肩甲骨が見える状態になっていることです。しかし実際は、この理想を実現している人はごくわずか。ほとんどの人が、しっかり捻転ができていないのです。

 そこで、理想的なトップを作るためのドリルを紹介しましょう。

 まずクラブを胸の前にあてがい、両手をクロスさせてクラブを押えてバックスイングをします。そして、上体が回りきったところでクラブを両手で握り直します。このとき、顔はボールに向けたままで、上体は右の肩甲骨が正面から見えるぐらい捻転できているかどうかをチェックしましょう。

 また、右手1本でクラブを持ってトップの形を確認するのもオススメです。右手1本でクラブを振り上げ、右腕と体幹を一体化させたまま、肩甲骨が背骨の方に少し寄る感じにする。そしてこのトップに、左手を届かせましょう。

 ポイントは、胸椎を十分回旋させること。右の肩甲骨を背骨側に寄せると同時に、左の腹斜筋を限界まで伸ばしていく。これによって筋肉の引っ張り合いが生まれます。

 次に左肩の動きを覚えるドリルです。左手1本でクラブを持ち、バックスイングで左手を、左足に対して対角線上に真っ直ぐ引き上げるように伸ばします。左手を高いところに引っ張る感じで腹斜筋を伸ばしてください。そして伸ばした左手に右手をつけ、そこから振ってみてください。

 トップでしっかり引っ張り合っていれば、一気に緩んだ感じがすると思いますが、これが飛距離を生むために必要な“貯蓄と解放”になります。

 これまで何度もお話してきましたが、トップでは体のいろんなところで引っ張り合いが起きています。その引っ張り合いが強ければ強いほど、ギリギリまで引っ張ったゴムを離したときのように、弾かれる力も大きくなるわけです。

 なお捻転を大きくする動きでは、ゆっくりと振ることも重要です。捻転が大きくなる分、助走距離が長くなるので、振り急ぐとヘッドが戻ってこなくなるからです。

 ゆっくり振ると、見た目のスピード感がなくなるし、本人的にも“振っている感”がなくなると思いますが、確実にボール初速はアップし、力強い球になります。

 アマチュアゴルファーの中には、「大きな捻転は難しい」と思っている人も多いでしょうが、無理をする必要はありません。自分のマックスを目指して、できるだけ大きな捻転を意識してください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #162」より(放送・見逃し配信中)

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