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中里光之介はビハインド・ザ・ボールで打つ 飛ばし屋の秘訣

2018年1月5日(金)午前11:10

ゴルフ真剣勝負 the MATCH ~大槻智春vs中里光之介~
 飛距離を出すためには、それなりにしっかり振らなければいけないと、僕は思っています。指導者の中には、「少し力を抜いて振ったほうが、飛距離が出る」という人もいますが、それは軽く振ったほうが、軸がブレなかったり、バランスが崩れなかったりするからでしょう。軸がブレず、バランスも崩れなければ、しっかり振ったほうが飛ぶに決まっています。

 では、力いっぱい振っても軸がブレないようにするためにはどうすればいいか? まずは前回もお話ししたように、お腹(おへその下あたり)に力を入れること。この力をスイング中緩めなければ、体の回転でスイングできるから、軸もブレにくくなります。

 それともうひとつ、頭とボールを近づけないこと、いわゆるビハインド・ザ・ボールで打つ(写真①)ことも重要なポイントになってきます。
 
写真①
 
 頭とボールを近づけないということは、つまり、頭がボールのほうに寄っていかないようにすること。これを実現するために、僕の場合は、どちらかというと“頭とボールとを離す”イメージでダウンスイングをしています。その感覚で打って初めて、イメージ通りのビハインド・ザ・ボールになるような気がするからです。

 もちろん、これはイメージなので、実際に頭がボールと逆方向に動いていくというわけではありませんが、それぐらい頭はボールに近づけないように意識しているということです。

 また、頭とボールとの関係が上手くイメージできない人は、ボールの手前を打つイメージで振り抜くというのもひとつの方法です。ボールの手前数センチのところにボールがあるとイメージしてその仮想のボールを打ち抜く。そうすれば、頭が寄ったとしてもボールの手前なので、ビハインド・ザ・ボールをキープできるからです。

 それほど飛ばそうと思っていなくても、アベレージゴルファーの多くは、ボールを打ちにいって体が前に突っ込み、頭も前に出てしまうというミスを頻繁にやっています(写真②)。このようなミスを防ぐためにも、“頭とボールを離して打つ”ことを意識しましょう。そうすれば目一杯振り回しても、大きく芯を外れることはないはずです。
 
写真②
 
中里光之介(なかざと・こうのすけ)
1992年8月16日東京生まれ。中1のときにゴルフ部のある杉並学院に転校。中3の2007年に当時杉並学院高校1年生だった石川遼がツアー優勝を飾ったことが刺激になり、高1のときからQTに挑戦する。16年チャレンジツアーで2勝して賞金ランク3位、17年も1勝して同ツアー賞金ランク6位に入る。
 

(この記事は、夕刊フジ 2017/12/28発売号より転載しています)
 

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