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状況によってクラブを使い分けよう! 金亨成のアプローチレッスン

2018年5月18日(金)午後0:11

 グリーン回りのアプローチ。試合で戦っているプロゴルファーの場合、どのような状況からでもきっちり寄せなければ勝負にならないので、クラブ選択の時点からかなり気を遣います。

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 いつも同じクラブを使うか、それとも状況によってクラブを使い分けるかは、プレーヤーによって異なりますが、私の場合は、8番アイアンからロフト角59度のウェッジまで、いろいろなクラブを使ってカップを狙います。

 いろいろなクラブを使う理由は、「最も易しいショットをしたい」からです。

 たとえば、ボールからピンまで10ヤード、ボールからグリーンエッジまで2ヤード前後のケースでは、ほとんどの場合、8番アイアンや9番アイアンなどロフトの立ったクラブを使います。何故なら、ロフトのあるウェッジだとピンのそばまで打っていかなければいけないのに対し、8番アイアンなら2~3ヤード先に落とせばいいので、その分、ピンに寄る確率は小さくなるからです。



 もちろん、超えなければならない障害物がある場合や、グリーンまでのライが悪くてバウンドが予想できない場合はそれなりにロフトのあるクラブで高さを出して運ばなければいけません。しかし、もし、転がせる状況なら、できるだけ近くに落とせる(ロフトが立って転がせるクラブ)を使ったほうがいいと思います。

とくに、アプローチの練習をする環境が整っていなかったり、アプローチの練習まで手が回らないというアマチュアゴルファーは、できるだけ簡単に寄せられるクラブを選ぶべきでしょう。転がしならば、たとえピンに寄らなくても、グリーンを外れることがないというのも大きな魅力です。

 次のラウンドでグリーン回りにボールが止まったら、まずパターで打てるかどうか、それが無理なら8番アイアンあたりから打てるかどうかを考えてみてください。そのようなクラブ選択をするだけで、スコアが5つぐらいは簡単に縮まると思いますよ。

金亨成(キム・ヒョンソン)
1980年5月12日韓国生まれ。17歳でゴルフを始め、2005年にプロ転向。韓国ツアーで3勝したあと、日本ツアーに参戦。08年QTで7位に入り、09年から日本を主戦場に。1年目からフェアウェイキープ率1位に輝くなどショットの精度を武器に初シードを獲得。12年VanaH杯KBCオーガスタで初優勝。日本ツアー通算4勝。
 

(この記事は、夕刊フジ 2018/5/10発売号より転載しています)

 
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