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いろいろな球筋を打てるようにしておこう 出水田大二郎の「低い球」と「ドロー系」の打ち方

2019年1月17日(木)午後2:10

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 プロアマを問わず、ゴルファーには持ち球というものがあります。特にプロはこの持ち球を重視していて、基本的には「何も考えずにスイングしてもいつも出る球筋」でコースを攻略していきます。

 しかしコースレイアウトやハザードの関係で、持ち球を使うと危険な場面もあるので、普段からいろいろな球を打てるように練習をしています。今回はその中から、「低い球」と「ドロー系」の打ち方を紹介したいと思います。

 まず、低い球。いつも(写真①)よりクラブを短めに持ち(同②)、ボールは右寄りに置きます(同③が通常。同④の位置にボールを置く)。私はロングアイアン(写真は4番アイアン)でも、ボールは真ん中より少し右足寄りに置いています。

写真①

同②

同③

同④

 また構えるとき、目線を低くするというのも重要なポイントです。目線を下げると左肩も自然と下がるので、その分、低く打ち出しやすくなるからです。私の場合は、自分の身長ぐらいの高さにあるものから目標を見つけ、それに目線を合わせています。

 打ち方で気を付けているのは、フォローを低く長く出すこと(同⑤)。それほど極端にやる必要はありませんが、いつもより低め、長めを意識してください。

写真⑤

 次にドロー系のボールを打つとき。ドロー、フェードの打ち分けは難しいと思っている人も多いようですが、意外と簡単です。ドローを打つ場合のポイントは2つ。「フェースの向きは目標に向けておく」ことと、「スタンスの向きをクローズにして、スタンス通りにスイングする」ことです。スタンスをクローズにすると足のライン、腰・肩のラインが目標よりも右向きになりますが、そのまま右に振り抜いていけばいいのです。

 そうすれば確実に、ボールにドロー回転がかかります。ボールをつかまえにいくような動きは一切必要なく、むしろそういう動きが入るとかえって大きなミスにつながってしまうので十分に注意をしてください。

 いろいろな球が打てるように練習をしておきましょうと言いましたが、スイング作りの練習ではないので必死に取り組む必要はありません。練習の合間に遊び半分でやるようにすれば、練習そのものも楽しくなりますよ。

出水田大二郎(いずみだ・だいじろう)
横峯良郎主宰の「めだかクラブ」でゴルフをスタート。高校卒業直後にプロ宣言。12年にチャレンジでプロデビューを果たし、2試合目の「きみさらずGL・GMAチャレンジ」で優勝を飾った。その後低迷したが17年に初シードを獲得。18年の「RIZAP KBCオーガスタ」で初優勝。長身を生かした飛距離はツアーでもトップクラス。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/1/11 発売号より転載)

※1/18(金) 9:22 記事の一部を訂正いたしました。

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