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飛距離アップのコツは「仮想ボール」葭葉ルミのドライバーワンポイントアドバイス

2020年1月23日(木)午後0:09

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 ドライバーは、写真①のように少しアッパー気味にとらえたほうが飛距離は伸びます。

写真①

 その理由は、軌道の最下点よりも少し先のほうがヘッドスピードが加速するので、ボールの初速も速くなるからです。

 また、上昇する軌道の中でヘッドがボールに当たったほうが、飛距離が出る弾道といわれる“高弾道で低スピン”になりやすいというメリットもあります。

 では、どうしたらアッパー軌道で打てるようになるか?

 そもそもボールをセオリー通り左足カカト線上にセットしていれば、普通にスイングするだけで、軌道の最下点はボールより手前になるのでヘッドがボールに当たるときはアッパー軌道になるものです。だから、本来は特別なことは何もしなくてもいいのですが、多くのゴルファーは、「アッパー軌道で打とう」と意識して、ついついあおるような打ち方になってしまいます(②)。

写真②

 そうなってしまっては、球が高く上がりすぎてしまうほか、スピン量も適正ではなくなり飛距離を大きくロスします。

 実をいうと私も、飛距離アップに取り組んでいた段階であおり打ちのミスに悩んだことがあります。

 その悩みを解決してくれたのが、「ボールの手前にもうひとつのボールがあると想定して(③)、その仮想ボールをダウンブローで打つ」という考え方です。そうすれば、確実にボールの手前で最下点を迎えられるので、ヘッドがボールに当たるときは自然とアッパー軌道になるわけです。

写真③

 大事なのは、仮想ボールに対して、しっかり打ち込むことです(④)。たとえ仮想ボールをイメージしたとしても、アッパーに打とうという気持ちが少しでもあると、あおり打ちになる危険性があるからです。

写真④

 練習のときから仮想ボールを打ち込む意識を持っていると、「ドライバーの飛距離は伸びたけど、アイアンのミスが多くなった」ということも起こりにくくなります。

 もっと飛距離を伸ばしたいという人はもちろん、あおり気味になっているという人もぜひ試してみてださい。

葭葉ルミ(よしば・るみ)
1993年3月12日、東京都生まれ。2012年、2度目の挑戦でプロテストに合格。2013年ステップアップツアーで初優勝。16年にレギュラーツアーで初優勝を飾る。2017年ドライビングディスタンスで1位になったほか、同年の全米女子オープンでも同部門1位に輝く。2019年シーズンは38試合に出場。賞金ランキング39位で、6年連続でシード権を獲得した。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/1/17 発売号より転載)

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