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小田孔明流ゴルフ場の“モーニングルーティン”教えます

2020年9月10日(木)午後1:56

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「プロはどうして、スタートホールからナイスショットが打てるのですか?」。そんな質問をされることがありますが、それはスタート前にしっかり練習をしているから。アマチュアゴルファーがどれくらいの時間、スタート前に練習をしているのかは知りませんが、ほとんどの人が数球打ってスタートしているのではないでしょうか。それでいきなり良いショットを打つというのは僕らプロでも無理です。

 僕の場合は、練習場に着いたらまずストレッチ。歳を取るにしたがって体が硬くなってきたので、ストレッチは体が柔らかくなるまで入念にやります。それから、ショットの練習。昔は、7番アイアンから始めて徐々に長くしていき、ドライバーまでいったら今度は徐々に短いクラブを持つようにしていました。

 ところがあるとき、中嶋常幸さんから、「下から上がっていくのが基本」と言われ、それからはウェッジから始めて徐々にクラブを長くしていくようにしています。その根拠は分りませんが、中嶋常幸さんが言うのだから、間違いないと思います。



 ショットの練習が終わったらパッティンググリーンに行き、ここでもかなり長い時間を費やします。パッティング練習で最も気を付けているのは、ボールを順回転で転がすこと。正しい順回転で転がさない限り、打つ方向がどれだけ良くても、思った方向に転がらないからです。

 順回転のチェックは、ボールに線を引いて、転がっている間中、その線が真っ直ぐになっているかどうかで確認します。逆にその線が斜めになっているときは、順回転で転がっていない証拠。これは大事なチェックポイントなので、普段の練習のときからぜひやっておいてください。

 そのほかパッティンググリーンでは、カップを中心として半径2mぐらいの架空の円を描き、その線上にボールを置いてカップを狙います。普段の練習であれば、カップを中心にいくつかボールを置いて順番に打っていけばいいのですが、パッティンググリーンの場合は1球ずつ打ちながらカップの周りを回ってもOK。1周すれば、上り、下り、フック、スライスの全部をやったことになるので、効率的な練習だと思います。

 僕のマネをしろとは言いませんが、参考になれば嬉しいです。

小田孔明(おだ・こうめい)
1978年生まれ、福岡県出身。2000年プロ入り。07年の初シード獲得を機に一気にトッププロの地位を固め、翌08年にはカシオワールドオープンで初優勝。13年に2度目の1億円超えを達成。14年は2勝を挙げて賞金ランク1位に輝いた。見た目は飛ばし屋だがショットメーカーで、パットの名手としても知られている。ツアー通算8勝。名前は、「三国志」のファンだった父が諸葛孔明に因んで名付けた。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/9/4 発売号より転載)

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