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葭葉ルミが教えるパッティングでライン通りに打ち出せるコツ

2020年12月3日(木)午後0:11

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 パッティングの際、スライスラインと読んでカップの左に打ち出したら、思ったよりも右に切れてしまった。また、フックラインだと思って右に打ち出したら左に切れすぎてカップに届かなかった。そういうミスはけっこう頻繁に出るのではないでしょうか。

 そんなときほとんどの人は、「ラインを読み間違えてしまった」、「狙いすぎてしまった」と思うはず。確かにそういうケースもあるでしょうが、ミスの原因はほかにもあります。それは、カップを意識しすぎることによって起こるものです。

 たとえば、スライスラインで、ボール1個分、カップの左を狙ったとします。その目標に向かってしっかりヘッドが出すことができればボールはカップに吸い込まれるはずですが、カップを気にしすぎるとついついヘッドがカップのほうに出てしまう。そのため、カップの手前でボールが右に切れるという結果になってしまうのです。

 フックラインの場合も同じです。右に膨らませて入れるつもりでカップの右側を狙って打っても、「カップに入れたい」という気持ちが強くなるとヘッドがカップのほうに動いてしまいミスをしてしまうのです。

 このミスを防ぐためには、あまりカップを見すぎず、最初に決めたターゲットに対してしっかりヘッドを出していくことが大事です。

 しかしそうは言っても、ついついカップを見てしまうもの。そこでお勧めしたいのが、ターゲットラインの延長線上に目印を設定してそこに向かって打ち出すことです。

 たとえば、打ち出すべきターゲットの先に目印になるような木がある場合は、それに向かって真っすぐセットアップして、打ち出すようにするといったように(写真)。

写真

 ターゲットというと、ボールの先数センチのところにスパットを見つけるというのが一般的ですが、このように、遠くに目印を見つけたほうが、肩や腰のライン、フェースの向きが合わせやすくなります。

「いつもボールが切れすぎてカップに届かない」、「イメージしたラインに思ったように転がせない」という人はぜひこの方法を試してみてください。

葭葉ルミ(よしば・るみ)
1993年3月12日、東京都生まれ。2012年、2度目の挑戦でプロテストに合格。2013年ステップアップツアーで初優勝。16年にレギュラーツアーで初優勝を飾る。女子ツアーきっての飛ばし屋で、2017年ドライビングディスタンスで1位になったほか、同年の全米女子オープンでも同部門1位に輝く。2019年シーズンは38試合に出場。賞金ランキング39位で、6年連続でシード権を獲得した。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/11/27 発売号より転載)

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