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小鯛竜也のパッティング指南・鍵は「オーバーさせる」ことと「観察力」

2021年5月27日(木)午後1:55

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 パッティングでいつも心掛けているのは、しっかりカップをオーバーさせることです。距離に関係なく、カップの手前でボールが止まってしまうというようなことは絶対にしないように気をつけています。

 その理由は、よく言われるように、ショートしてしまったらどんなにラインに乗っていてもカップに入ることはないからです。

 もちろん下り傾斜など、強めに打つことに勇気がいることもありますが、それでもオーバーさせる。たとえオーバーし過ぎても、よほど向こうに転がっていかない限り、返しのパッティングが上りになるということを考えてしっかりめに打つようにしましょう。



 また、オーバーをした場合は、返しのパッティングのラインが分かるという利点もあります。たとえば10mのパッティングで1mショートしたとすると、残りmがどういうラインなのかはわかりません。

 それに対し、1mのオーバーであれば、カップを過ぎてからの転がりさえ見ていればラインが分かるので、その分、カップインの確率も上がります。そういう点から言うと、カップを外したときこそ、ボールが止まるまでの転がり方を見届けることが大事です。

 アマチュアゴルファーの中にはカップに入らないと分かった時点で頭を抱え、そのあとの転がりを見ていない人が多いようですが、このようなことをしていたら、いつまで経っても3パットは減りません。

 さらに付け加えれば、自分のパッティングだけでなく、同伴競技者のボールの転がりもしっかりと見ておき、「どこから打ったボールがどういう転がり方をしたか」を頭にインプットしておきましょう。自分と同じラインでなくても、グリーンの傾きや速さなどは大いに参考になるはず。パッティングの成功の鍵は、観察力にもあることを忘れないようにしてください。

小鯛竜也(こだい・たつや)
1990年2月1日大阪生まれ。2007年に17歳でプロ転向。ツアーデビューは11年で、初めての予選通過は4年後の15年ミズノオープンという苦労人。16年にチャレンジトーナメントで初優勝。翌17年、レギュラーツアーのマイナビABCチャンピオンシップで、プロ転向11年目にして悲願のツアー初優勝を果たした。18年は賞金ランク62位、19年は同57位でシード権獲得。20年からは選手会の副会長を務める。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/5/21 発売号より転載)

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