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ドライバーで球がフケ気味な人へ 球がつかまる感覚が身に付くドリル

2022年9月7日(水)午後2:08

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 今回は、大和笑莉奈プロのドライバーショットの悩みを解決します。

 大和プロの現在の悩みは、「ドライバーショットで球がつかまらず、右にフケ気味で飛距離が出ない」ということ。

 もともと大和プロはフェードヒッターで、構えたときに右肩が高めで、ダウンスイングでもダウンブロー気味になる傾向があります。

 こういうゴルファーの場合、アイアンは特に問題ないのですが、ティーアップしていてアッパーに打たなければならないドライバーショットでは、突っ込みながら体を起こすという動きになり、軸がブレやすくなります。

 それを防ごうと右肩を下げて軸を右に傾けても、背骨が傾き過ぎてしまい、かえって体が回らなくなります。

 こういう場合の解決策として試してほしいのは、一度ヘッドを右足の内側あたりに置いてからテークバックをスタートしてボールを打つ練習です。

 ヘッドを右足寄りにセットすることで、テークバックの始動でいきなりヘッドが高く上がることがなくなるので、右肩が高くなることはありません。それと同時に左右のバランスが整い、軸が安定します。

 また、構えたとき右肩が高いということは右肩が前に出やすくなるわけですが、ヘッドを右足前に置くことで、右肩の位置も後ろ下がります。

 つまり、ヘッドを右足前に置くことで、右肩が上がるのも、右肩が前に出るのも修正できるということです。

 この右肩の向きと位置を常にキープできるようになれば、ダウンスイングでは頭がボールの後ろにキープできるし(ビハインド・ザ・ボール)、クラブもインサイドから入ってきます。また入射角もシャローになって軌道がアッパーブローになり、プロたちがよくいう「球を押している感覚」も生まれます。

 逆に、上体が突っ込んでアウトサイドから下りてきたり、少しダウンブロー気味に鋭角にクラブが入ってくると、上手く回転できないし、クラブが上から下りてくるので擦り球になってしまいます。

 このドリルで球がつかまるようになったら、次にクラブを右足の前に置いて構えたあと、そのときの右肩の位置を向きを変えないように注意しながら、いつものようにボールの後ろにヘッドをセットして打ってみてください。ヘッドを右足前に置いたときと同じようにつかまった球が打てるはずです。

 この動きをルーティン化すれば、常に力強い弾道になること間違いなし。フケ気味の球筋に悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #1」より(放送・見逃し配信中)

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