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左足上がりのアプローチ 寄せワンを取るための“決め事”とは

2022年11月16日(水)午後1:38

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 今回は、ピンまで40ヤード前後の左足上がりのアプローチについてレッスンしましょう。

 アマチュアゴルファーの場合、セカンドショットがパーオンできず、40ヤード前後のアプローチが残ることも多いのではないでしょうか。その場合、ライは左足上がりになるケースが多くなります。というのも、日本のコースは受けグリーンが多いからです。

 それほど難しいシチュエーションではないのですが、「パーを取りたい」と思ったら、たちまち難易度は上がります。

 パーを取るためには、どこまで寄せればいいのか。米ツアーのデータによると、4フィート(121.92cm)以内のパットの成功率は88%であるのに対し、倍の8フィート(243.84cm)になると50%に落ちます。このことからもわかるように、高い確率でパーを取ろうと思ったら、ピン手前2m前後にまで寄せておきたいところです。

 問題は、その寄せ方。こういう場合、自分の感覚で打つ人が多いと思いますし、それはそれでいいのですが、決め事を覚えておくと、大失敗を未然に防ぐことができます。

 まず打ち方ですが、ウェッジでロフト通りに打ち、グリーンに乗せてから少し転がしてピンに寄せるというのが一般的です。狙い方自体はこれで何の問題もないのですが、頭に入れて置いてほしいのは、左足上がりはインパクトロフトが大きくなるので、イメージよりもボールが上がり、ランが出ない場合があるということ。そして、傾斜通り構えて右股関節軸になると、その傾向がさらに強くなります。

 さらに付け加えれば、ランを出そうと思うと構えはハンドファースト気味になりますが、右股関節軸でハンドファーストに当てるというのは、相反することをやることになるので、大きなミスが出やすくなるということです。

 それを防ぐためにも、左足上がりでは左股関節軸で打つことをオススメします。

 左股関節軸を体感するために、まずは次のドリルをやってみてください。

 構えたら右足を後ろに引き、そのまま打ちます。そうすれば左股関節軸になるので、左股関節の上でターンをすれば、ロフトが開きすぎず、ボールの推進力も増します。

 さらに距離を出したいと思ったら、フェースを少しクローズにして握り直し、ハンドファーストの度合いも少し強めましょう。左股関節軸をより強固なものにするために、一度右足を上げてから、ツマ先を後方に付けるというやり方も有効です。

 このとき気をつけてほしいのは、右足を上げて下ろすと腰が開き気味になること。腰が開くとボールが左に飛んでしまうので、腰のラインはスクエアに保つようにしましょう。

 ドリルで打ち方を覚えたら、フィニッシュの位置を覚えておき、両足を揃えて打ったときも同じ場所にターンするといいでしょう。そうすればミスも出なくなるし、ボールも転がってピンに近づいてくれるはずです。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #11」より(放送・見逃し配信中)

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