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16歳のE.ナッシュ、女子という理由で優勝ならず SNSでプロがつぶやく

2017年10月28日(土)午後0:30

 米国マサチューセッツ州のルーネンバーグ高校に通う16歳のエミリー・ナッシュは、男子3部のセントラル・マサチューセッツ大会に出場。3オーバー75で回り、後続に4打差をつけ優勝のはずだった。しかし、女子だからという理由で2位の男子が優勝となった。

 米ゴルフチャンネルの取材に対し、ナッシュは「優勝となった男の子がすごく優しくて、トロフィーをあげると言ってくれた。素敵だった」としたが、実際には受け取らなかった。

 ナッシュの父は「ラウンドが終わるまで、娘は優勝ができないとは知らなかった。コーチたちは知っていたそうが、娘のことを想って伝えなかった。男子と同じティーから回って、バッグも担いだ。ハンデは一切なかった」とコメント。

 また、「優勝ができないと分かった時、娘は残念がっていたが、ルールも理解している。協会に対しても、チームメイト、戦った選手たちにも不満はない。娘は怒ってもいないし、2位の選手が優勝で当然だと思っている。ゴルフはルールが全てだし、しょうがないと言っている。だけど、事前に知っていれば良かったかも、とも言っていた」とナッシュの様子を伝えた。

 MIAA(マサチューセッツ州のスポーツ協会)によると、女子は男子チームの1選手としてチーム戦に出場する分には問題ないが、男子の個人戦には出場できないとのこと。であれば、なぜそもそもエントリーできたのか。優勝するはずがないと大会側は考えていたのか。

 ツイッター上では多くのプロがこの話題に反応し、ナッシュにエールを送っている。

 ニック・ファルド(英)「私からしたらトロフィーはエミリーのもの」

 レクシー・トンプソン(米)「優勝おめでとう、夢を追いかけて。あなたのことは誰にも止められない!」

 アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)「(ナッシュが優勝じゃないのは)認めれない」

 ブリタニー・リンシコム(米)「腹立たしい。同じティーから回れば、性別なんて関係ない。ロースコアでプレーした選手が優勝でしょ」

 全米オープン覇者(88年、89年)のカーティス・ストレンジ(米)「女子だからトロフィーがもらえない?本当に?」

 95年に全米プロゴルフ選手権を制したスティーブ・エルキントン(豪)「ロースコアなのに優勝じゃない? ローカルルールなのか、それともアホなルールを作ったのか」

 今回はこのような結果となってしまったが、ナッシュの今後の活躍が楽しみだ。

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