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ハイドローを打つためのアッパーブローに挑戦!

2020年8月27日(木)午前10:32

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 高弾道のドローボールを打つためには、右肩を下げて、ハンドファーストに構えるだけでなく、スイングの際、右重心のアッパーブローで打つことが大事になりますが、今回はスイングについてもう少し詳しくレッスンしましょう。

 アッパーブローで打つためには、「トップで頭が右の股関節の上に乗るような状態になるくらい右に重心を移動し、右体重のままボールを打つのがポイント」なのですが、そのことが頭では分っていても、いざ実践しようとするとできない人がけっこういます。

 原因は、ダウンスイングで左に重心移動をするということが体に染みついているから。そのため、気持ち的にはアッパーで打っているつもりでも、左に重心移動をしてしまい、実際にはアッパーになっていない場合が多いのです。

 アッパーブローを実現するためのポイントは2つ。



 1つは、バックスイングで右の股関節を「くの字」(正面から見ると「“逆”くの字」)に曲げること。そうすることで、ダウンスイングでは下から上への力が働くので、アッパーで打ちやすくなります。

 なお、バックスイングで「くの字」に曲げるのが難しい場合は、最初から「くの字」の形を作っておいてもかまいません。いずれにしろ、バックスイングで右腰が伸びないように注意してください。

 もう1つは、インパクトで左足を踏み込まないで、右足に重心を置いたまま、右足1本で打つイメージでスイングすること。どちらかというと左足は後ろに引いて逃がす感じにしましょう。

「左足を後ろに逃がし、右足1本で打つ」というと、「変な打ち方」のように思われる人も多いと思いますが、ツアープロでも実践している人はいて、男子ではバッバ・ワトソン、女子ではレキシー・トンプソンがその典型。アッパーブローに重心移動は必要ないのです。

 さらに付け加えれば、インパクトエリアで加速を緩めないことも重要なポイントになります。ボールに合わせることなく、「ボールがどこに飛んでいってもかまわない」くらいの気持ちで振り抜くことが大事です。

 最後に、テークバックで右股関節に重心を乗せるドリルを紹介しましょう。

 真っ直ぐ立ったまま、両ヒジを下に、両手のひらを上に向け、両手を広げてクラブを胸のあたりで持ち、両脇を締めて体を右に回します。このとき、右股関節にしっかり重心を乗せて体を回してください。

 次に前傾して、同じ動きをやります。体の硬さにもよりますが、トップのとき、右肩の肩甲骨が正面から見えるくらい肩を回すのが理想です。

 テークバックで右股関節に重心が乗っていないとアッパーブローは実現しません。このドリルでその感覚をしっかり覚えておきましょう。

 正直、即席で身につくほど甘くありませんが、大幅な飛距離アップが目指せます。ぜひチャレンジしてみてください。

※CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#126より

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