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冬芝の薄いライ&砲台の20ヤードをピッチングウェッジで寄せる方法

2020年12月23日(水)午後1:21

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 ピンまで20ヤードでグリーンは砲台。しかもライは冬ならではの薄芝状態。皆さんならどのクラブを手にしますか?

 ほとんどの人はロフトの大きい58度前後のウェッジを選択するのではないでしょうか。しかし、58度で打つアプローチが非常に難しく、大きなミスになりかねないということも、多くの人が知っていることでしょう。

 痛い目にあったことが多い経験豊富なゴルファーになると、「PWで打ったほうがやさしい」というのは分かっていながらも、相手が砲台グリーンだけに、「バウンド次第でどう転がるか分からない」、「距離感がイメージしづらい」などの理由で、最終的には58度を持つケースが多いようです。

 ただ、距離感がイメージしやすいとはいえ、58度の場合はザックリや、それを怖がってのトップなどミスになる危険性は高い。距離感に関しても、イメージ通りにボールを運べるのはヘッドが完璧に入ったときのみで、案外ピタッと寄ることは少ないのではないでしょうか。

 これらの理由から、私はPWで打つことをお勧めしています。

 皆さんが心配する距離感、特にアマチュアゴルファーが恐れる、ガツンと当たったときの“転がりすぎ”に関しても対処法があります。

 それは、トゥ側でボールを打つ方法です。何故なら、トゥにボールが当たるとフェースが開きボールの勢いが死ぬため、飛びすぎがなくなるからです。

 さらに付け加えれば、トゥに当てるということはインパクトではトゥ側が下がったトゥダウン状態になる。そうするとヘッドの設置面積が小さくなるため、ライが悪くてもヘッドがきれいに抜け、ミスになりづらいという利点もあります。

 打ち方としては、クラブを短く持ってハンドアップ気味に構え、できるだけボールに近づいて、右足寄りに置いたボールに対してトゥ寄りでセット。あとはパターのストロークのように振り抜けばOK。そうすればスイングも安定し、大オーバーの危険もなくなるので思い切ってピンを狙っていけます。

 トゥで打つというのは、PGAツアーのプロたちも多用している打ち方で、特に下り傾斜などのアプローチでは58度でトゥ側に当てて転がすというシーンをよく見かけます。

 自分のものにするためにはそれなりの練習が必要ですが、アマチュアゴルファーも絶対に習得しておくべき技術のひとつ。ぜひチャレンジしてみてください。
 
★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士ツアープロコーチほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#143より

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