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距離を抑えたいときは短く持って小さなフィニッシュ!中途半端な距離のアプローチ

2021年2月24日(水)午後3:38

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 最もロフトの大きい58度を使っても、フルショットだと少しオーバーしてしまうという中途半端な距離のアプローチ。ヘッドスピードによって飛距離は異なりますが、皆さんはフルショットより少し短い距離を狙う場合、どういう打ち方をしていますか?

 アマチュアゴルファーでよく見られるのは、振り幅を変えないでスイングスピードを緩めるパターンです。

 もう少し短い距離ならば振り幅を変えるのでしょうが、もともと58度のフルショットというのはそれほど目一杯振り回さないもの。だから10~20ヤード短めに打つときもフルショットに近い振り幅になりがちです。そこで、「少しゆっくり目にスイングする」という選択になるようです。

 しかし、スイングスピードで飛距離を調節するのはかなり危険です。たとえばライが悪い場合、「しっかり打たなければ」ということでついつい強めに入ってしまうことがあります。そうなると、当たりが強くなって飛びすぎてしまうからです。

 そういうミスを防ぐためにも、スイングスピードなどという不確かなものではなく、打ち方をしっかり変えることが大切になってきます。

 まずやるべきは、クラブを短く持つこと。10~20ヤード短めに打つ場合でも、指2本分くらいは短めに持ちましょう。そして、バックスイングはフルショットと同じくらいの振り幅でいいので、フィニッシュを少し小さめにすることが大事です。具体的には、グリップエンドがターゲット方向を向く形で止まるようなフィニッシュを取りましょう。

 このように小さなフィニッシュを取るためには、ヘッドをしっかりと走らせることがポイントです。そしてそのためには、インパクト~フォロースルーでハンドファーストになり過ぎないことが大事になってきます。何故なら、ハンドファーストが強いと、手元が大回りしてしまうからです。

 意識としては、バックスイングで右ヒジを畳み、インパクト~フォローでは左ヒジをしっかり畳むこと。そうすれば、スイングが全体的に小さくなり、ヘッドも走ってボールをきれいに拾えるようになるし、フィニッシュも小さくなって飛距離を抑えることができます。

 
 体の動きを小さくするために、重心移動もほとんどしないようにすることも大事。ボールを少し右寄りに置き、右重心をキープしたまま打つと、左足下がりのライでもきれいにボールが拾えます。ぜひ試してみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロほか/毎週日曜よる10時初回放送)」#152より

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