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上級者も戸惑う「いきなりスライス」に効く!全身連動スイングを取り戻すドリル

2021年4月21日(水)午後0:18

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 多くのアマチュアの悩みであるスライスですが、上級者の中にも、いきなりスライスが出始めたという経験がある人は少なくないのでは。

 スライスになる原因はいろいろ考えられるのですが、「それまであまり出なかったスライスが突然出始めた」という場合は、全身の動きが連動していないことがよくあります。

 特に春先は、そういうスイングになりがちです。何故なら、体が回らない冬の時期にフェアウェイをキープしようとして小手先で打つ癖がついてしまうことが多いからです。

 小手先でスイングしようとすると、バックスイングのときに腰の動きを止めたまま先に肩が回ってしまい、股関節に体重が乗っていない状態になります。一度やってみるとわかりますが、バックスイングで腰を回さずに肩だけを回してしまうと、そこからクラブをしっかり振ることはできません。

 このような症状が出たときは、次のドリルをやってみてください。

 胸の前で両手をクロスさせ、胸にあてがうようにクラブを持ちます。次に右肩を下げ、ドライバーを打つときと同じスタンスを取って、その場で足踏みをしてください。

 そして、足踏みをしながら、右の内転筋(太モモの内側)あたりに重心を乗せている感覚を作り、右足を踏んで、右の股関節を先に折り込むようにして腰を回します。

 さらに腰を回したら、思いっきり右股関節に体重を乗せるようにしましょう。右足1本に全体重を掛けて腰を回すぐらいのイメージで。そうすると、右のお尻がグッと張ってくるはずです。

 それまで体重移動が十分でなかった人は、感覚的には右にスエーしているような感じがすると思いますが、それでちょうどいいくらい。自分では、「大丈夫かな?」と心配になるかもしれませんが、スエーとは全く違う動きなのでご安心ください。

 このようにバックスイングが、下半身からの連動で大きく回れば、フォロースルー~フィニッシュの動きも大きくなり、自分でも“振れている”感じがしてきます。

 今回は、手打ちになってスライスする人のための矯正法としてレッスンをしましたが、このドリルはすべてのゴルファーにオススメしたい練習法の一つです。

 足→腰→肩と下半身から連動させて大きく体を使えば、飛距離アップにもつながります。ぜひやってみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「あすゴル!ゴルフ部(出演:内藤雄士PGAティーチングプロ、大和笑莉奈プロ、竹村真琴プロ、高橋恵プロ、萩原菜乃花さん、芹澤名人/毎週日曜よる10時初回放送)」#160より

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